スタッフレポート

スタッフによるレポートを掲載しています。

歯周病(病因)について、勉強会で発表して

1.歯周病の主原因

歯周病の主原因はバイオフィルム(プラーク)。

バイオフィルム形成を促進する因子には、

(1)歯石

(2)不適合修復物

(3)義歯

(4)矯正装置

(5)歯列不正

(6)食片圧入

などがある。

2. バイオフィルムの病原性を左右するもの 

バイオフィルムの病原性は、磨き残しの量より質(細菌種)で決まる。

悪玉歯周病菌のいないバイオフィルムは、大量に沈着していても病原性はあまり高くはない。

3. 歯周病の原因菌

歯周病の原因菌は、レッドコンプレックスと呼ばれるP.gingivalis、Tannerella forsythia、Treponema

denticola の3菌種。

この3菌種は互いに栄養共生関係にあるため、3菌種が揃うと、それぞれがより強い歯周病原性を発揮

するようになる。中でももっとも歯周病原性が高いのはP.gingivalisであることが報告されている。

4.歯周病の感染時期

Tannerella forsythiaとTreponema denticolaは小中高生の頃に、P.gingivalisは18歳以降に感染する。

そして、個人それぞれの口腔細菌叢は20歳代後半に完成すると推測されている。

口腔細菌叢が完成してもバイオフィルムの病原性と歯周組織の抵抗力の間には均衡が保たれ、

共生関係が存在しているが、口腔清掃不良や加齢などの理由で、その共生関係が破綻したときに

歯周病が発症する。

5.歯周病の部位特異性

歯周病菌は唾液によって、すべての歯の歯周組織に感染するため部位特異性はない。

6.歯周病の発症・進行を左右する原因

1990年頃には歯周病の発症・進行を左右する原因は個人が持つ歯周組織の抵抗力であるとされていた

が、現在はバイオフィルムの病原性の変化で発症するといわれている。 バイオフィルムの病原性は

歯周ポケットの状態によって変わり、特に、ポケットから出血があるとき、バイオフィルムは高い

病原性をもつようになり、歯周病は進行する。

感想

今回歯周病の病因論についてまとめていく中で、歯周病について新しく知ることが出来たり、もともと

あった知識はさらに深めることができ良かったと思いました。

メインテナンス時に、適切な患者指導ができるためにも歯周病に関する知識は必要になってくると思う

ので、今後も歯周病について学んでいきたいと思います。                                       

                         衛生士 出射

  2024/09/26   ふくだ歯科
タグ:歯周病

「歯科医療における医療安全の実現」について、勉強会で発表して

1.医療安全とは

歯科医療行為を実施する過程で、患者や医療職従業員が不必要な危害やリスクにさらされないように

する理念であり、その実現のためには歯科医療事故の防止、医療情報の早期の発見、情報の共有等が

求められる。 医療安全の実現のためには、歯科医療事故の防止が重要となり、発生した歯科医療事故

の対応も再発防止とともに重要な課題となる。

2.歯科現場におけるトラブルの例

⑴歯科医療行為の過失

⑵歯科医院内での事故

⑶説明不足によるトラブル

⑷問題患者によるクレーム

3.トラブルを回避する為には

カルテ、画像、医療記録等、医療行為の痕跡を残しておくことが大切

(衛生士記録等も証拠として使用できる)

※医師の説明に対する患者の反応や表情、患者返答は言葉そのものの記載があると患者の承諾に真実味

が増すのでより効果的

Q&A

〈質問1〉

治療が終了して、歯科医院内の廊下や部屋の中で患者が転倒した場合に、歯科医院に法的責任は

あるか。

《回答1》

ご質問のような態様で転倒事故が発生した場合、その法的責任を検討するためにはあくまでも医療者に

患者の転倒自体が予測できるかどうか、予測できたとして、 転倒の発生機序を前提として、実際、有効

に防止することができるかどうか、との点について具体的に検討することになります。責任の有無の

判断はその検討結果によります。 歯科医院の敷地内に障害物がある場合、その障害物が本来存置される

べきでない場合はその存置自体が歯科医院側の過失になります。その結果、その存置を予測しない患者

が障害物が原因で転倒した場合は、歯科医院が責任を負担することになります。 但し患者が少しでも

注意していれば、その事故を回避できたとした場合は、いわゆる過失相殺の問題となります。すなわち

発生した損害の内、患者の過失の割合の分だけ全ての損害額から控除されることになります。  

〈質問2〉

患者の暴言や理不尽な要求に対し、それを断った際に、裁判にかけるとか、 院長に訴えるなどと

言われた時、どう対処すればよいか。

《回答2》

患者が暴言を吐いたり理不尽な要求をした際には、当該患者をいわゆる問題患者と認定すべきです。

問題患者と認定されれば、最終的には診療契約の解除に持ち込みます。 それに対して患者が裁判に

かけるとか、院長に訴えるとの暴言を吐いたとしても全く恐れることはありません。そのような事態に

なることは実際にほとんどありませんし、仮に患者側が訴訟提起したとしても、患者側が勝訴する確率

は完全にゼロです。 むしろこのような患者に限って、逆に医院の方から積極的に診療契約の解除に持ち

込めば、患者はそのような事を全く想定していないわけですから、その効果は極めて有効となります。

感想

ふくだ歯科では、治療について院長からメリットデメリットを説明し承諾を得てから行っていますが、

患者さんの中には院長に対しては「わかりました」と返答したあとに、再度衛生士に対して「これって○○

ってこと?」と質問してこられ、勘違いをしていたり、理解をされていない事が分かる時もあります。

トラブルを防ぐ為にも、説明を受けている患者さんの様子をしっかり確認しフォロー出来るように

したいと思いました。

                                         衛生士 星島 

  2024/08/15   ふくだ歯科

令和のカリオロジーダイジェストについて、勉強会で発表して

 歯周病菌&う蝕原因菌は厄介!~全身疾患に関する最新情報~

①慢性炎症に関する最新情報

歯周炎は歯周組織に持続的な炎症が引き起こされる慢性炎症性疾患であり、

・心血管疾患(虚血性心疾患・脳卒中)

・自己免疫疾患(関節リウマチ)

・神経疾患(アルツハイマー病・パーキンソン病)

・メタボリックシンドローム  (肥満・糖尿病・高血圧・脂質異常症)

・その他 (がん・誤嚥性肺炎・非アルコール性肺炎・潰瘍性大腸炎など)

  などが関連することが示されています。これらに共通するのが 持続的かつ慢性炎症をともなう疾患

  であるという点です。

口腔バイオフィルムと全身疾患を繋げる3つの経路

1、慢性炎症は歯周組織の炎症性物質(サイトカイン)が血流に乗って全身に運ばれ、全身の慢性炎症

  に影響を与える。

2,菌血症は歯周病菌やその代謝物などが血流に乗って全身に運ばれ全身の慢性炎症に影響を与える。

3,口腔細菌の嚥下は口腔細菌が飲み込まれて大腸に送られる。 口腔細菌叢にディスバイオ―シスを

  起こし全身の慢性炎症に影響を与える。  

瞬間湯沸かし器のような免疫細胞が引き起こす炎症増悪スパイラル

 免疫細胞は過去の感染を覚えており(免疫記憶)、同じ病原体に再感染した場合には、より速く強い

 免疫反応を引き起こします。 これまで抗体による獲得免疫だけの機能であると 考えられてきたが、

 最近の研究により、 慢性炎症が体内のどこかに存在する場合、マクロファージや好中球など、もと

 もと体に備わっている免疫細胞にも感染の記憶が 刻まれ、次に起こる感染に対してより強力に反応

 するようになることが明らかになっています。 このように即座に過剰に反応する瞬間湯沸かし器の

 ような免疫細胞は全身すべての慢性炎症を悪化させます。これが歯周病と全身疾患をつなぐ重要な

 はたらきを担っているのです。

②口腔細菌叢と脳の関係

 Pg菌の感染がアルツハイマー病を悪化させる。

 アルツハイマー病は認知症の原因として最も多い疾患で 80歳以上では20%以上がアルツハイマー

 型認知症と 言われています。

 アルツハイマー病の原因は未だに明らかになっていませんが

① アミロイドベータ(Aβ)の蓄積

②タウ(tau)タンパク質の過剰なリン酸化と変性に伴う凝集

③神経細胞の障害

④酸化ストレス など様々な仮説が提唱されています。

 ディスバイオーシスに傾いた口腔細菌叢に存在する病原菌やその構成物質が 脳へ直接作用する

 メカニズムの仮説については歯周病菌であるpg菌の 根拠となっています。また、アルツハイマー病

 患者の脳からpg菌の強力な毒性物質であるジンジパインとよばれるタンパク質分解酵素が検出されて

 おり、その検査量が多いほど、変性したTauタンパク質量が 多いという相関が示されています。

まとめ

全身疾患についても学ぶことができ自分の中でも歯周病全身疾患の関係をより詳しく知ることができ

ました。 歯周病が全身疾患に関与していくことを知らない方も患者さんの中にはいるかもしれないので

気になる方や伝えたほうがいい方にはこの内容を分かりやすく伝えていけたらと思います。

                    衛生士 岡崎

  2024/07/21   ふくだ歯科

口内炎ができやすい患者さんへの食事のアドバイスについて、勉強会で発表して

口内炎は局所的原因による、もしくは原因不明な原発性口内炎(アフタ性、カタル性)と、全身性疾患

などが原因となる症候性口内炎(感染性、自己免疫性、膠原病性)に大別されます。

今回は原発性口内炎のうち、食事や栄養面と関連の深いアフタ性口内炎について説明します。

<原因>

・ストレス、睡眠不足、偏食

 ビタミンB2、ビタミンB6の欠乏も口内炎を引き起こす為不足には注意

ビタミンB2(発育促進、エネルギー代謝に関与)

・レバー、魚、卵、乳製品などの動物性食品

・きのこ

・納豆

ビタミンB6(タンパク質の代謝に必要)

・鶏のささみ、魚などの動物性食品

・くるみなどの種実類

・野菜などの植物性食品

これらのビタミンは水に溶け出しやすいため、煮汁ごと食べられる料理であるとビタミンを多く

摂取することができる。

<ビタミン含有量の多い食品とおすすめの料理>

ビタミンB2

☆含有量の多い食品                                                  ☆おすすめの料理

・普通牛乳200ml(0.30mg)          ・クリームシチュー

・レバー100g(3.60mg)            ・レバニラ

・うなぎ1切150g(1.11mg)            ・鰻巻き

・卵1個(0.22mg)                           ・カレイの煮付け

・納豆1パック(0.25mg)

・カレイ1尾200g(0.7mg)

ビタミンB6

☆含有量の多い食品                                                     ☆おすすめの料理

・まぐろ刺身5切75g(0.64mg)                       ・マグロの刺身

・鮭1切80g(0.26mg)                           ・鮭のムニエル

・くるみ10個(0.20mg)                           ・鶏肉のピカタ

・鶏胸肉1枚280g(1.51mg)                        ・バナナケーキ

・バナナ1本(0.38mg)

手軽にビタミンを補給する方法として、サプリメントや栄養ドリンクなどがあります。

サプリメント(例:ビタミンBミックス(ディーエイチシー)など)

栄養ドリンク(例:チョコラB Bライト(エーザイ)など)

どちらもドラッグストアやコンビニエンスストアなどで購入でき、安くて栄養組成に優れています。

感想

アフタ性の口内炎ができている患者さんにはこれまで、「疲れをとってしっかり休んでください」と

いうようなことしか言えず、具体的なアドバイスができていませんでした。ビタミンB2やビタミンB6

の欠乏も原因となることがわかったので、含有量の多い食品を覚えて具体的なアドバイスができる

ようにしたいです。

                        衛生士 沼本

  2024/06/23   ふくだ歯科
タグ:口内炎

OHIを「自分事」として聞いてもらうには・・・について、勉強会で発表して

【OHIとは…】

Oral Hygiene Instructionの略称。

プラークを除去することの意義、方法を患者さんに示し、口腔清掃指導を行うこと。

プラークの存在とその病原性を患者さんに説明することで、モチベーションを高めるとともに、

個々の患者さんに適したブラッシング法、歯間部清掃補助用具などの指導を行う。

【歯周治療の主役は患者】

初めに、歯周治療について理解してもらうことから始める。歯周病は自覚症状が少なく、罹患している

ことに気づきにくいため、「他人事」と捉えている方も少なくはない。そのような方に「あなたの口

の中は歯周病です。このまま放置していたら歯が抜けてしまいます。歯磨きでお口の中を改善しま

しょう」と伝えても、なかなか伝わらない。しかし、歯周病に罹患していることは伝えておかなければ

ならない。 まずは、歯周病に罹患していることを「自分事」として捉えてもらう。そのためには、まず

相手のことを知り、相手に合わせて話すことから始める。そうすると、患者さんは「自分のことを理解

してくれる方であれば、協力しよう」と考えてくれるかもしれない。私たちの伝え方により「自分事」

として捉えてもらい、興味・関心を持ってもらうことから始める必要がある。

① 性別・年齢・職業など個々の患者さんに伝わりやすい言葉(話し方、言葉遣い)を選ぶ

② 患者さんの反応はどうか、表現や言葉を観察することが大切

③ 相手に伝わったのかを確認する、このひと手間が次に繋がる

【プラークコントロール不良の3つの原因】

1. 患者さんの問題

 1) 磨いていない

 ・どの時間帯で磨いているかを聞く

 ・生活習慣を変えることは容易ではないので、少しずつ回数が増やしていく

 ・ブラッシング時間を延ばす

 2) 磨いているが、磨けていない

 (ブラッシングが適当)

 ・ブラッシングの重要性から説明する

 ・「適当」から「その方に合ったブラッシング」を実践することで歯周環境がさらに良 くなることも

  伝える

 (テクニックの問題)   

 ・性別や年齢、全身疾患なども考慮する

 ・リウマチやパーキンソン病、脳出血疾患などの手指の運動にかかわる疾患に罹患し ている、

  進行している場合はプラークコントロールの低下がみられやすい  

 ・ペングリップで把持した場合、利き手側の3~4番は歯ブラシを動かしにくいため、 磨き残しが

  見られやすい

 (ブラッシングの順番)

 ・ブラッシングの順番が定まっていないと、磨き残しが見られやすい

 ・同じ部位に炎症が起こりやすい方も、磨く順番を変えるだけで炎症が軽減すること もある

 (ブラッシングの時間)   

 ・就寝前はできるだけ時間をかけてブラッシングしてもらう

 (ブラッシング時に歯肉に痛みがある)

 ・なぜ痛いのか、原因を見つける  

 (例)ブラッシングによる擦過で歯肉が傷ついている   

    ↳毛先のやわらかいブラシを処方し、その場でいたくないかを確認する   

     次回来院されたときにも、「歯ブラシが使えたか」「痛みはなかったか」を確認

 (ブラッシング時の出血が怖い)

 ・歯肉に強い炎症が起きている方に多い

 ・「出血=怪我」と思っているからブラッシングができない

 ・なぜ歯肉に炎症が起きているのか、なぜ歯肉から出血しているのか説明に繋げる

2. 歯ブラシの問題

 1) 使用している歯ブラシが合っていない

  ・ヘッドの大きさ ・毛の硬さ ・毛先の形状

 2) 適切な磨き方を知らない

 3) 毛先が広がった歯ブラシを使用している

3. 口腔内の要因

 1) 歯の問題  

 ・歯石 ・不適合修復 ・補綴装置 ・歯列不正 など

 2) 口腔領域の問題  

 ・口呼吸 ・鼻炎 ・ドライマウス など

 3) 生活習慣の問題  

 ・生活習慣の変化 ・食生活の乱れ ・患者さん自身の問題 など

【「気づく」「認める」「褒める」】

・今まで、プラークコントロールが不良だった患者さんが努力してブラッシングを行い、改 善して

 きたら、必ず「気づく」「認める」「褒める」を行う

・モチベーションが上がり、さらにプラークコントロールが良くなる

・すぐにプラークコントロールが良くならない患者さんがいることも理解して、その方に合 わせて

 働きかけ続けることも大切

【伝わるOHIと伝わらないOHI】

(伝わるOHI)

 ①明確な目標設定  

 ・「次の来院までに、この歯肉の腫れを引かせてみましょう」と伝え、それに合うブラッ シング指導

  を行う

 ・引き続いて炎症が起きていれば、改めてOHIを行う

 ・目標があれば、患者さんがどこに向かえばいいのか明確になり、頑張ってもらえる

 ・行動変容を促しやすくなる

 ②患者さんのために実践  

 ・生活背景やブラッシングスキルを把握し、それに合うオーダーメイドのOHIを行う

 ・無理強いはしない

 ・その日のプラークコントロールに囚われず、歯肉の状態を確認し、発赤・腫脹を見て判 断する

 (来院直前のみ徹底して磨いていることがあるため)  

 ・自分ができる歯科衛生士であることを証明するためのOHIではない

 ③シンプルな説明  

 ・患者さんが興味・関心を持つまでは、ワンポイントアドバイス程度に留めておく  

 ・シンプルな説明に努め、短時間の方が患者さんの記憶に残りやすい  

 ・OHIを行う前に伝えたいことを一度自分の頭の中で整理しておく

(伝わらないOHI)

 ①目標を設定せず、だらだらと行う

 ②目的のないOHI、歯科衛生士の成績、自己満足のためのOHI(患者さんのためではない)

 ③説明が長い

【感想】

患者さんにTBIをするときにバリエーションが少なく、同じような説明を繰り返すことがよくあった。

炎症箇所ごとのTBIではなく、その患者さんのためのオーダーメイドなTBIを心掛けていきたいと思う。

TBIの時に、「褒める」ことは必ずしていたが、「気づく」や「認める」機会は少なかったと実感

できた。どのように指摘したら患者さんのモチベーションを下げずにアプローチができるかを意識して

TBIを行っていきたい。        

                  衛生士 小鐵

  2024/05/19   ふくだ歯科
タグ:歯みがき

頑張っている歯科衛生士への応援メッセージの講演に参加して

SデンタルクリニックのTさん

「歯科衛生士になって嫌いだった自分を好きになれた」

Tさんは何も持っていない自分が嫌いで、人生なんかどうでもいいと思っていましだが、26歳で離婚し

本当に何もなくなった時に人生をやり直してみようと28歳の時に歯科衛生士学校に入学。でもいざ就職

すると、時間が経つにつれて仕事をするのがつらい日が増えてきました。辛くなった理由は患者さんに

対して、数値が良くならなかったり、指導がうまくできずもうTBIしたくないと思ったり、私じゃなくて

もいいのでは、歯科衛生士に向いてないと思い出したからです。

その時担当した患者さんは、喫煙をしている49歳女性飲食店勤務の方で歯磨きは1日3回、最長5分の

ブラッシング、歯磨きは嫌いじゃないとのことでした。歯周基本治療は順調に進み、患者さんはタバコ

を全く吸わなくなりました。しかし再評価時に、「旅行に行ったら楽しくなってタバコを吸って

しまって、それからずっと吸っている」と言われ、また1からかと思い「絶対また禁煙できます、

頑張りましょう」と言ったみたいです。それからは患者さんの来院が途絶えてしまいました。

Tさんはとても落ち込みましたが、同じミスをしないようきちんと原因を知ろうと思いました。

禁煙指導がうまくいかなかった原因として、

1. 0か100でしか考えていなかった

2. 具体的な禁煙方法の提案、話し合いができていなかった

3. リスク説明を何度もすべきだった

の3つを上げました。

反省をもとにTさんが実践した禁煙指導

1. 諦めずに寄り添う

  禁煙できている場合

  →禁煙できていることを褒める

   都度、禁煙の進み具合の確認

   問題点について話し合う(傾向と対策)

  禁煙できていない場合

  →小さな成功や過去の成功も褒めていく

   都度、禁煙の進み具合の確認

   再チャレンジに向けての勧め

2. 具体的な禁煙方法の提案

 ① 禁煙を開始する日を決める

 ② 禁煙外来などの医療機関を勧める

 ③ タバコを吸いたくなった時の対策

  →シュガーレスガムやアメを口にする

   灰皿やライターなど喫煙道具を処分する

   歯磨きしたり運動したりする

   などの具体的な対策を考えておく

3. 繰り返しリスク説明を行う

 非喫煙者より歯周病に2~8倍罹患しやすいこと

 生活習慣病や歯周病などの様々な疾患のリスクファクターになること

 歯周治療、様々な歯科治療の成功率が低下すること  

 などを説明

この3つのことに配慮し、喫煙をしている49歳男性事務職の方で歯磨きは1日2回、最長1分の

ブラッシング、歯磨きが嫌いな患者さんを担当。なかなか禁煙できない中、小さなことを褒めるなど

患者さんの速度に合わせた禁煙指導を行った結果、禁煙に成功したそうです。それからTBIの回数を

増やすなどし、今では補助清掃用具を追加するなど歯磨きが好きになったそうです。

まとめ

患者さんの発言の真意に気づくこと

自分の弱い部分を知り諦めずに挑戦し続けることで成長できる

成長できたことで自分のことを好きになれる

自分を大切にできると仕事も大切にできる

 

感想

これから患者さんに指導していくと良い方向に行ったり悪い方向に行ったりするかもしれません。

もし悪い方にいってしまった時は、何がダメだったのか原因を知り同じ失敗をしないようにしたいと

思いました。そして苦手なことには挑戦し続け成長していけたらいいなと思いました。

                         衛生士 檜垣

  2024/04/07   ふくだ歯科

口腔マイクロバイオーム(細菌叢)について、勉強会で発表して

1. 口腔マイクロバイオームはどのように形成されるか

口腔内には700種類以上の様々な細菌が集団を(コロニー)を形成しています。口腔マイクロ

バイオームの乱れは、う蝕や歯周病を引き起こします。つまり、う蝕や歯周病になっている人となって

いない人とでは、口腔マイクロバイオームが異なるということです。 今回は、赤ちゃんの口腔内に

細菌叢が形成されていく過程で、どのような要因が影響を及ぼすのかについて説明していきます。

ⅰ)母親と同じような細菌叢が形成される

母親の体に存在する細菌叢を構成するメンバーに対しては、赤ちゃんの体で免疫反応が起こらない

ように調節されています。 そのため、出生後に母親の細菌叢に似た細菌叢が形成されやすくなります。

つまり、母親の口腔の健康状態が赤ちゃんの口腔マイクロバイオームの形成に大きく関わってきます。

ⅱ)出産形態や歯の萌出との関わり

経膣分娩か帝王切開によって、子どもが最初にさらされる微生物の数が決定します。 また、乳児期に

母乳か人工乳か、おしゃぶりを使用しているか、していないかも関わりがあります。しかし、それ以上

に歯の萌出は大きな影響を与えます。 これはまだ研究段階ですが、健康的な細菌バランスに誘導できる

方法が分かれば、歯だけではなく、全身の健康維持に貢献できると期待されています。

ⅲ)遺伝と環境はどちらの影響が大きいか

乳幼児の口腔細菌叢の分析結果は、実子と母、養子と母のペアでの類似度に違いは認められず、遺伝の

影響は非常に小さいです。また、実子と養子の双方で、血縁のない女性と比較して母親との類似性が

高いことから、接触や環境の影響が大きいことが分かっています。 母と子どもの間の類似度は子どもの

年齢とともに増加し、ごく初期に観察された宿主遺伝の影響が時間とともに失われる傾向があります。

また、興味深いことに母親と同居の配信者の口腔細菌叢は母子ペアよりもさらに類似性が高いことも

示されています。 つまり、接触頻度と物品共有環境、およびその状況におかれている年数の長さがより

大きく影響することを示しています。

2. ディスバイオーシス(口腔マイクロバイオームの乱れ)

ディスバイオーシスの要因の1つに喫煙があります。今、人気の電子タバコにもディスバイオーシスを

促進する科学物質が含まれています。電子タバコの使用に伴う歯周病のリスクがあります。

3. ディスバイオーシスを防ぐ方法

口腔内硝酸塩が存在すると、口腔細菌の糖質発酵時に起こる口腔環境の酸性化を抑制できる可能性が

あります。硝酸塩はビーツ、ほうれん草、小松菜、レタスなどのに多く含まれます。これらの摂取が、

歯の健康に影響を与える長期的な影響を評価する必要があります。 まだ、解明されていないことも多い

ですが、この研究を進めていけば、将来は若いうちに口腔マイクロバイオームの検査を受けて頂くこと

で、その患者さんのう蝕と歯周病のリスクを知ることができるようになります。それを元に、患者さん

により適切な口腔疾患予防プランが立案できるようになるかもしれません。

【感想】

研究段階のことも多いですが、口腔マイクロバイオームに対しての理解が深まることで、科学的根拠に

基づいて、患者さんの口腔内へのアプローチをしていくことが出来ると思いました。現段階では、

どんな細菌叢を持った人と暮らすかで、自分の口腔内細菌叢が変化していくことが分かっています。

難しい話にはなるので、患者さんにお伝えするときはしっかり噛み砕いて、豆知識程度の雑談として

お伝えしていきたいです。

                             衛生士 福田

  2024/03/10   ふくだ歯科

「化学的な歯肉縁上プラークコントロールにはどんな効果があるの?」について、勉強会で発表して

良好なプラークコントロールがう蝕や歯周病の予防と治療に最重要であることは周知の事実です。

プラークコントロールは、機械的プラークコントロールと化学的プラークコントロールに大別

されます。化学的プラークコントロールのなかでも、歯肉縁上に対しては洗口剤が用いられます。

1.洗口剤について ・国内で販売されている主な洗口剤は以下のとおりである。

製品名  発売元  有効成分 区分

*グルコン酸クロルヘキシジン(CHG) 

コンクールF :ウエルテック  グルコン酸クロルヘキシジン、グリチルリチン酸モノアンモニウム 

       医薬部外品

バトラーCHX洗口液 :サンスター グルコン酸クロルヘキシジン、グリチルリチン酸モノアンモニウム

          医薬部外品

*塩化セチルピリジウム(CPC)

モンダミン ナイトクリア: アース製薬  セチルピリジニウム塩化物水和物、グリチルリチン酸ジ

             カリウム  医薬部外品

モンダミン プレミアムケア :アース製薬 セチルピリジニウム塩化物水和物、グリチルリチン酸ジ 

              カリウム、トラネキサム酸  医薬部外品

ガム・ナイトケアリンス  [ナイトハーブタイプ] :サンスター  塩化セチルピリジニウム、トラネキ

                       サム酸  医薬部外品

Systema SP-T メディカルガーグループ: ライオン歯科材 セチルピリジニウム塩化物水和物、グリチル

                リチン酸ジカリウム、ℓ-メントール、チョウジ油  指定医薬部外品

クリアクリーン デンタルリンス ソフトミント: 花王  塩化セチルピリジニウム  医薬部外品

*塩化ベンゼトニウム(BTC)

ベンゼトニウム塩化物 うがい液0.2%「KYS」: 昭和薬品化工  ベンゼトニウム塩化物  医療用医薬品

*ポビドンヨード(PI)

イソジンガーグル液7% :塩野義製薬  ポビドンヨード  医療用医薬品、 第3類医薬品

*エッセンシャルオイル(EO)

薬用リステリン®︎オリジナル :ジョンソン・エンド・ジョンソン  1、8-シネオール、チモール、サリチ

              ル酸メチル、ℓ-メントール  医薬部外品

アセス®︎液 :佐藤製薬  カミツレチンキ、ラタニアチンキ、ミルラチンキ  第3類医薬品

アセス®︎メディクリーン :佐藤製薬  カミツレチンキ、ラタニアチンキ、ミルラチンキ  第3類医薬品

・洗口剤の種類は主に歯面やバイオフィルム表面に付着して作用する薬剤(イオン系抗菌剤)とバイオ

 フィルム深部へ浸透して作用する薬剤(非イオン系抗菌剤)に分けられる。

・洗口剤の効果は継続的な使用で初めて効果として現れる場合が多いことから、長期間にわたる

 プラークコントロールのプログラムを作成し、その中で計画的に使用していくことが必要である。

2.歯面やバイオフィルム表面に付着して作用する薬剤(イオン系抗菌剤)

・水溶液中で強いイオン性を有し陽イオンを生じる薬品は、表面が負に帯電しているバイオフィルムや

 細菌、さらに歯面や粘膜面に付着することで殺菌作用を発揮する。

・また、歯面等に吸着することでプラークの再形成を抑制する効果が期待される。

・グルコン酸クロルヘキシジン(CHG)、塩化セチルピリジウム(CPC)、塩化ベンゼトニウム(BTC)

 などが該当する。

3.バイオフィルム深部へ浸透して作用する薬剤(非イオン系抗菌剤)

・非イオン性を示し、歯面やバイオフィルム表面への吸着は弱い。

・バイオフィルム内に浸透し、短時間に殺菌性を示す。

・ポビドンヨード(Pl)、エッセンシャルオイル(EO)、トリクロサン(TC)などが該当する。 

4.グルコン酸クロルヘキシジン(CHG)

・グラム陽性菌や陰性菌を含め広い抗菌性を有する。

・歯面に吸着してプラークの再付着を抑制することが知られており、海外では洗口剤として広く応用

 されている。

・グルコン酸クロルヘキシジンの歯周治療への応用に関しては多くの研究があるが、その濃度は0.12~

 0.2%である。

・本邦ではグルコン酸クロルヘキシジンによるアナフィラキシーショック例が報告されたことから、

 洗口液のグルコン酸クロルへキシジンは原液濃度で0.05%までに規制されている。実際にはこれを

 希釈して使用するため、0.01%程度の濃度で応用されることが多い。

5.塩化セチルピリジウム(CPC)

・低濃度でも菌体に静電気的に結合することで効果があり、毒性や刺激は少ない。

・グルコン酸クロルヘキシジン同様に歯面に吸着してプラークの再形成を抑制し、歯肉炎の予防に効果

 があることが報告されている。

6.エッセンシャルオイル(EO)

・殺菌作用の他に、抗炎症作用を示す。

・エッセンシャルオイルを主成分とした洗口剤にリステリン®があり、リステリン®︎のバイオフィルム

 内浸透速度を調べた研究では、グルコン酸クロルヘキシジンよりも4.89倍早かったことが報告されて

 いる。

まとめ

洗口剤にはプラークの形成を抑制する作用や、歯肉の炎症を抑制する作用があることはわかっています

が、あくまでも機械的なプラークコントロールの補助として考えるべきであることを留意して

おきましょう。 もっとも大事なのは機械的なブラッシングによってプラークを除去することです。

そのうえで、洗口剤を併用することでさらなる良好な口腔衛生状態を得ることができ、患者さんに

よってはそのおかげで歯肉炎を予防することができます。 また、グルコン酸クロルへキンジンに関して

は、日本で扱えるものは海外で効果があるとされているものよりも濃度がかなり低いため、同様の効果

は得られにくいことも忘れてはいけません。 以上の点を患者さんにも十分理解してもらってから、

適切な場面で適切な洗口剤を選択することで洗口剤の効果を最大限に引き出せるよう、エビデンスに

基づいた説明を行いましょう。

感想

患者さんから洗口剤について聞かれる事はよくあります。ふくだ歯科ではコンクールFを取り扱って

いるのでオススメする事が多いですが、患者さんに「市販の〇〇を使っているんだけど効果は無いのか

しら?」と質問される事もあり、はっきり回答出来なかった事もありました。 こちらから市販のものを

勧めることはあまり無いですが、患者さんが市販のものを使っている場合でもそれを否定せずにTBIや

アドバイスできるように効果や成分など理解しておきたいと思いました。

                               衛生士 星島

  2024/02/14   ふくだ歯科

仕上げ磨きについて、勉強会で発表して

子供たちにおいて、保護者による仕上げ磨きは不可欠ですがさまざまな理由によって受け入れて

もらえないことも多いのも事実です。プラークをきちんと落とすことにこだわりすぎず、まずは

仕上げ磨きを習慣にする事の方が重要です。

仕上げ磨きを嫌がる理由として

① 痛い、呼吸が苦しい

→力を入れすぎていたり子供が動くことで意図しない場所に歯ブラシが当たることで痛がります。

 また口の中にずっと歯ブラシが入ったままだと子どもはいつ呼吸をしていいのか分からず苦しくて

 嫌がります。自分で磨くのは好きだが、仕上げ磨きを嫌がる場合はこの原因が考えられます。

② 仕上げ磨きをやるタイミングではない

→遊んでいる途中などその子にとって仕上げ磨きをやるタイミングでない時があります。食事の

 まえにいただきますを言うように寝る前に歯を磨くという習慣をつけましょう。

③ 自分だけやられているのが嫌になる

→本人磨きは自分から進んでやるものの仕上げ磨きになると嫌がる場合は、自分だけ一方的に

 やられるのが嫌に思っている場合もあります。

④ 「イーして」「アーして」の繰り返しが嫌になる

→まずはイーして唇側を終わらせ次にアーして舌・口蓋側を終わらせ最後に咬合面をササっと

 磨けば早く終われます。

⑤ 楽しくない

→親子のスキンシップの時間としてお互い楽しくしましょう。日によって磨き始める場所を

 変えてみたりしてみてもいいでしょう。

感想

こどもが仕上げ磨きを嫌がる理由として初めて知るものもありました。 仕上げ磨きを嫌がるこどもは

多いと思うので今後相談があった時には保護者の方に寄り添いながら仕上げ磨きのコツや情報を伝えて

いけたらと思います。                               

                         衛生士 岡崎

  2024/01/24   ふくだ歯科

う蝕予防のセルフケアについて、勉強会で発表して

① セルフケアの目的

<発酵性糖質とプラークを除去し、ディスバイオーシスを防ぐ>

う蝕・・口腔細菌叢のバランスの変化(ディスバイオーシス)によって引き起こされる疾患

    ディスバイオーシス:発酵性糖質の頻繁な摂取や唾液量の減少などにより酸性に弱い善玉菌の

              数が減少し酸に強い悪玉菌が大多数を占める状態

セルフケアの第一の目的・・毎日のブラッシングで悪玉菌のエサになる発酵性糖質を除去すると

             ともに、悪玉菌が増えかけたプラークを除去し、善玉菌主体の菌叢に戻す

<再石灰化を促進させる>

脱灰と再石灰化のバランスの乱れ→初期う蝕からう窩形成への進行

カルシウムイオン、リン酸イオン、フッ化物イオン→エナメル質の再石灰化を進める

② フッ化物+αで再石灰化をさらに促進する

<フッ化物の特徴、使用法>

◎モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)

特徴

・エナメル質表面のカルシウムとの反応が遅いので、脱灰部深くに浸透(すすぎ過ぎ厳禁)

・初期う蝕の再石灰化にピッタリ

使用法

歯磨剤で用いる(500~1450ppm)

◎フッ化ナトリウム(NaF)

特徴

・カルシウムとの親和性が高い。

 エナメル質表面のカルシウムと素早く反応してフッ化カルシウム(CaF2)となる

使用法

・歯面塗布で用いる(9000ppm)歯科医院で使用

・歯磨剤で用いる(500~1450ppm)毎日家庭で使用することで、高濃度フッ素減少を補う

・洗口剤で用いる(毎日法:225~250ppm,週1回法:900ppm)

プロフェッショナルケアとセルフケアの双方でフッ化物を使うことによって、短期的な効果の両方が

カバーされ、万全の体制になる

③ 口腔内のpHをコントロールする

<唾液分泌低下によって失われた緩衝作用を補う>

唾液は多くの生理作用がありその分泌量が低下すると、洗浄作用、抗菌作用、緩衝作用が失われる

ため、う蝕のリスクも亢進する。高齢の方や唾液分泌障害の方においては、低下した緩衝作用を補完

する目的で口腔内pH中和剤(ピュリフレッシュ(ヨシダ)、カリフリースプレー(サントークコー

ポレーション)など)を食後に使用すると有効。

④ 咀嚼刺激によって唾液分泌を促進する

う蝕予防に言及した表示内容が認められている特保ガム

◎ポスカ  江崎グリコ(株)

成分・・リン酸化オリゴ糖カルシウム(POs-Ca)

    →水や唾液に溶けないカルシウムが非常に溶けやすい状態になっている

     カルシウムが通り抜けることができない初期う蝕の表層を通り抜けて、脱灰部位まで浸透し

     再石灰化に利用される

1日摂取目安量・・1回に2粒を20分噛み、1日3回を目安

◎キシリトールガム  (株)ロッテ

成分・・キシリトール、マルチトール、リン酸水素カルシウム、フクロノリ油出物(フノラン)

    キシリトール→細菌によって代謝され、酸がつくられる基質とはならない甘味料

1日摂取目安量・・1回に2粒を5分噛み、1日7回を目安

◎リカルデント  モンテリーズ・ジャパン(株)

成分・・CCP-ACP(Caとして)

    →カゼインホスホペプチド(CPP)が非晶質のリン酸カルシウム(ACP)の周りを取り囲む

     構造をした複合体。

     再石灰化に必要なリン酸イオンとカルシウムイオンを歯の表層に供給

    ※牛乳由来成分の為、牛乳や乳製品にアレルギーのある方は利用しない

1日摂取目安量・・2粒を同時に1日4回、1回あたり20分間を目安

感想

フッ化物の特徴や唾液の作用などについて再確認できました。むし歯のリスクの高い方にはフッ素塗布

をしていますが、合わせて毎日のブラッシングの大切さやキシリトールなどについてもお話ができれば

いいなと思いました。

                             衛生士 沼本

  2023/12/29   ふくだ歯科
タグ:虫歯予防