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スタッフレポート

スタッフによるレポートを掲載しています。

「DHとして自立するために」について、勉強会で発表して

<DHのおもしろさ、たいへんさ>

1.口腔の健康がもたらす意義

口腔が健康であることの意義は患者さん各個人によってさまざまであるが、患者さんが日々の生活を

送っていく上で非常に重要な位置を占めている。

・食事がおいしくできる

・笑顔がすてきである

・歯をくいしばってがんばる

・全身の健康を守る

・会話がはずむ

・感情を表現する

・歌を楽しむ

・愛情を表現する

2.患者さんにとってDHが存在する意味

歯周病を含む歯科疾患は、慢性的な疾患、生活習慣に深く関わった疾患であり、治療からメインテ

ナンスまで長期間続くことになる。

→DHは健康な口腔を守っていくための支援者の一員として単にプラークコントロールの方法を指導

するだけではなく、健康な口腔を守っていくために、より深く患者さんの生活習慣にまでかかわる

ような関係を築くことが要求される存在

患者さんの気持ちを聴く、共感、励まし、生じてくる問題についてともに考えていくなど患者さんに

とって重要で不可欠な存在になりうる

3.DHが担っている役割

◎DHは、患者さんが健康な口腔を獲得し維持管理していくための支援者

→・口腔内を健康な状態に改善するための援助

 ・口腔内の状態や問題点などの適切な情報提供

 ・患者さんの行動変容の支援

 ・SRPを的確に実施する  など

<歯科医療におけるDH>

1.受付、診療補助

①受付での心がけ

 受付は歯科医院の顔であるため、患者さんに安心して治療が受けられる歯科医院であると感じて

 もらえように心がける

②アシスタント業務での配慮

・患者さんに気を配り、治療をうけることの不安などを表情やしぐさ、言葉から察しリラックスして

 もらえるように、笑顔で明るく声をかける

  →患者さんを安心させたり治療に対して患者さんの協力度を高めることができる

・患者さんの症状を聴いて、治療内容を予測し、歯科医師が何をしてほしいのかを考えたアシスタント

 を心がける

 →すばやく的確に治療が行えるようにアシスタントを行うことは患者さんの負担を軽くし、信頼性を

 高めることにもつながる

③消毒・滅菌、薬剤などの整理・保管

・消毒、滅菌を適切におこなう

・薬剤や材料の保管と在庫管理

  など日常の業務がきちんと行われてなければ患者さんに対して歯科医療をおこなうことができない

感想

歯科衛生士は患者さんにとって安心感を与えられたり、信頼できるような存在でないといけないという

ことを再確認することができました。そのためには正確な知識や技術が必要です。患者さんに「この

衛生士に任せて大丈夫なのか、、、」などの不安感を少しでも持ってもらわないよう本を読んだり練習

などをして知識や技術を磨いていきたいです。

                                 衛生士 松本

  2016/01/31   ふくだ歯科

歯肉退縮について、勉強会で発表して

歯肉が下がってくる原因について

歯を支えている骨がなくなってくるから

(歯肉が退縮するためには歯肉より先に骨がなくなっている)

1歯が生えた時に元々骨がない場合

2歯が生えた時には、骨があったが後になってなくった場合

3歯肉自体に問題がある場合

(薄い歯肉は歯肉退縮のリスクが高いと言われている。)

1最初から骨がない場合(唇側の多くみられる)

歯の大きさと顎の大きさにアンバランスがあったり、歯の位置異常や傾斜、歯の捻転があると歯が

生えそろった時点ですでに骨がないという事が起きる。

=歯肉退縮を起こしやすい

2後で骨がなくなる場合

歯周病が主な原因

ポケット周囲に停滞するプラーク中に生息する細菌は、食物残渣を分解し 歯肉の炎症を誘発する

有害物を産生する。また内毒素や酸素を有するために、歯槽骨まで炎症が進み骨の吸収を起こす。

歯周病は重傷にならないと自覚症状が出にくく又一度歯周病によってなくなった骨は 基本的には元

には戻らない

他にも不適切な矯正治療によって骨がない方向への移動(頬舌側移動)を急速に行うと骨がついて

これなくなり結果として歯根を覆う骨がなくなってしまう。

3歯肉自体に問題がある場合(薄い歯肉)

→一番関わってくるのが毎日のブラッシング

薄い歯肉は強いブラッシング圧や硬いブラシの使用に対する抵抗が低くなっている。

又、先ほど説明した歯が歯列からはみ出しているような場合(=骨が最初からないい場合)

は歯肉が薄いことが多くそのうえ歯がはみだしている分、ブラッシング圧がかかり 二重三重に

歯肉退縮のリスクが高くなってくる。

ブラッシングと歯肉退縮の関係

・柔らかめの歯ブラシ→歯肉退縮を起こしている歯面4.67%

・硬めの歯ブラシ  →歯肉退縮を起こしている歯面9.42%

・ブラッシング圧約200g→歯肉退縮なし

・ブラッシング圧約400g→歯肉退縮有り

★薄い歯肉は普通に磨いているつもりで強いブラッシング圧がかかるので要注意!

また、歯肉の炎症にばかり気を取られて歯肉退縮のリスクの高い部位を見過ごしていると バス法

を指導したとたんに歯肉退縮が起こりだすこともある。

(バス法は歯頸部のプラークの除去やマッサージ効果はあるがその反面、歯肉に ブラッシング圧

がかかりやすいため)

なので歯肉退縮を予防するためにも、患者さんの磨き癖をしっかりと把握し 患者さんにあった

ブラッシング指導をすることが大切。

感想

患者さんの中でも歯茎が下がることを気にしている人は多いと思うので歯肉退縮がどうして起こる

のかを詳しくしれたので良かったです。歯周病によってなくなった骨は元には戻らないので骨の

吸収を最小限におさえれるようクリーリングでのお掃除やブラッシング指導をしっかりと行って

いきたいと改めて思いました。

又、普段私たちが歯周病に効果的とおススメしているバス法でも一歩間違えれば 歯肉退縮の原因

になってしまうかもしれないという事をしっかりと頭にいれて 圧の説明もきちんとしてきたいと

思いました。

                                  衛生士 加藤

  2016/01/17   ふくだ歯科
タグ:歯肉退縮

超音波スケーラーについて、勉強会で発表して

超音波スケーラーを安全に正しく使用するために

感染対策をきちんとしよう

1)エアロゾルの問題

 人の口腔内には、細菌(好気性菌、嫌気性菌など)、ウイルス、血液、唾液の存在、その他の多くの

 気づかぬ患者さんの疾病があります。それらが、超音波スケーラーの施術により、エアロゾルとなり

 汚染環境をつくってしまいます。

 注意点1患者さんと術者の防護が重要

 注意点2障壁の保護

     隣の患者さんとの壁をつくるなど、チェアサイドの環境も大切です。

 注意点3部屋全体の空調の管理

 注意点4操作

     エアロゾルの飛散を防ぐ(適正なパワーの選択、水量のコントロール)ことが重要です。

 注意点5チップの保管

     チップは滅菌パックに入れることが望ましいです。

2)生体を不必要に傷つけないために

  適正なパワー、チップ、水量で施術を行わないと、患者さんに対して、疼痛、知覚過敏、歯石の取り

  残し、歯根面への損傷など与えることになってしまいます。その目的に応じた「適正なチップ、適正

    なパワー・水量」を選択することが基本です。そして、禁忌症の患者さんには使用しないことと、

    注意事項を守って施術することが欠かせません。

超音波スケーラーの「基本のき」を知っておこう

STEP1歯石の探知

             術前にエックス線写真で確認しながら歯石を探知しておかなくてはなりません。特に歯肉縁下

             に対しては、器械での操作のため常に探知が欠かせません。歯石が取れていることに気づかず

             強いパワーで続けていると根面を傷つけるばかりでなく、知覚過敏を起こす原因にもなって

             しまいます。

STEP2操作

     当て方)

  ◎チップの使用角度は、刃のあるものは歯面に対して20度で傾斜させます。縁下に対しては、限り

        なく0度に近い角度にし、15度以上根面からひらいてはいけません。

     ◎刃先がある場合、当てる位置は歯石の上でも下でも取ることができます。歯石の上からプッシュ

        するよう刃先を当てるという方法は、超音波スケーラー独特のものです。 力のかけ方)

     ◎操作のポイントは術者がいかに「力」を抜いた施術ができるかです。ハンドピースは、軽く保持して

         微妙な回転を加えることで、チップのスムーズな動きとより細やかな部位への到達を可能に

         します。

       動かし方)

      ◎メインテナンスではほとんど歯石が付いていない状態なので、なめらかな動きの方が効果的で

         す。ゆっくり(1mmくらい)細かく常にチップを動かし続けること(スウィーピングストロング)。

      ◎動的治療の場合は短いストローク(タッピングストローク)が好ましいです。

      ◎急性症状を起こしたり、腫れている歯肉には慎重に施術します。いきなり超音波スケーラーを

         使わず、できれば避けること、敗血症を起こす危険があることを考慮します。

《感想》

歯科衛生士として、ハンドスケーラーとの違いや、超音波スケーラーならではの正しい使い方をきちん

と把握したうえで使用していきたいと思います。

                                       衛生士 関口

  2015/12/14   ふくだ歯科
タグ:

「妊婦の口腔ケア」について、勉強会で発表して

岡山市は10月から、市内に住む妊婦の歯科健診を無料化。 配偶者らも対象。

妊婦にみられる口腔内の症状

   ホルモンバランスの変化、食生活パターンの変化などが口腔内環境を悪くしている。

  ① 歯肉炎・歯周炎

     つわりや間食の増加などによって歯磨きを充分に行えない

          ↓

      口の中が不潔になりやすい、及び女性ホルモンの増加などの影響で炎症症状が より強く現れる

  ② 虫歯

     つわりや間食の増加のために口腔内の清掃が不十分になりがちであったり、女性 ホルモンの

     増加により唾液の性状が変わるため、虫歯になりやすい状態である

  ③ 妊娠性エプーリス

          歯肉にできる良性の腫瘍で、主に妊娠3ヶ月以降にみられる。強い赤みを帯びた 出血しやすい

            できもの

        外的要因  機械的刺激と感染による炎症性刺激

        内的要因  女性ホルモンの変化

 妊婦の口腔ケア  

  妊娠中でも虫歯や歯周病の発生メカニズムは同じなので基本的な予防方法は変わらな いが、

  ホルモンバランスの変化によって歯肉炎が起こりやすくなっている。また、つわりなどで歯磨きする

    ことが困難になってしまうこともある。さらにそれらが重な ると口腔内が不潔になり歯肉炎の症状が

    悪化し、歯肉の痛みによって歯磨きが困難に なることもある。

  ・ヘッドの小さな歯ブラシを使う(子ども用等)

  ・やわらかめの歯ブラシを使う

  ・歯を磨く時に歯ブラシの動かし方を小さくする

  ・前かがみ気味で前に掻き出すように磨く

  ・においの強い歯磨剤をさける

  ・できるときに何回かに分けて磨く

  ・歯磨きができない時は甘いもの(お菓子、ジュース)などをひかえる

    などを心がける

歯を育てる栄養

 たんぱく質:赤ちゃんの筋肉や血液・脳細胞のほか、歯胚の材料になる。

       歯にカルシウムを貯めるのに大切な役目をする。

       歯胚がつくられる妊娠4~10週頃の初期に特に大切。

        *魚・肉・牛乳(乳製品)・卵・大豆製品

    ビタミンA:歯のエナメル質の土台を作る。

         妊娠12~24週頃に特に大切。

       *緑黄色野菜・うなぎ

     ビタミンC:歯の象牙質の土台を作る

          妊娠12~24週頃特に大切。

       *野菜・果物

     カルシウム:歯胚を硬くする(石灰化)。

                           妊娠中は平常の1.5倍の量(1日の所要量として900mg)を摂る。

         妊娠4~6ヶ月頃に特に必要。

        *小魚・牛乳(乳製品)・海藻・大豆製品・緑黄色野菜

  ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、石灰化を調整する。

        *かつお・いわし・マグロ・干し椎茸

【まとめ】                    

  平成27年10月から、岡山市でも妊婦の歯 科健診が無料化となりました。また、妊婦の パートナーまで

  対象にした無料歯科健診は 全国の政令指定都市や県内の自治体では初 ということです。これに伴っ

  て、口腔ケア はもちろんのこと、禁煙や食生活の指導を 行う機会が今以上に増してくるのではない か

  と考えられます。今回の岡山市の取り組 みを機に、妊婦さんやその家族へより充実 した指導ができれ

  ばよいと思います。  

                                                                                                                      衛生士 赤木   

  2015/11/23   ふくだ歯科
タグ:妊娠

「口臭が気になるとき」について、勉強会で発表して

他人との関係で起こる口臭の悩み

 口臭の悩みは、実際の強さよりも、「人と話すときに恥ずかしい」など、他人との関係のなかで

 起こります。

 口臭は誰にでも多少はあるもので、口臭のレベルが最も高いのは起床時。

  その後、朝食をとったり歯を磨くと弱くなり、時間がたつと再び強まり、食事をしたり歯を磨くと

 また弱くなっていきます。

  問題となるのは、他人が不快になるほど、においが強い場合です。

口臭が発生する主な原因…舌苔、歯周病、唾液の減少など。

 舌苔→舌の表面にたまった汚れで、白っぽい色や淡い黄色。

 舌苔の中にいる細菌が、汚れを分解して口臭のもとになる口臭ガスを発生させるので、舌苔が多い

 ほど口臭が強まります。

 歯周病→歯周病菌が舌や口の中の汚れを分解して口臭ガスを発生させます。

 唾液の減少→唾液には、殺菌作用や口の中の汚れを洗い流す作用があるため、唾液が減ると、口の

 中が乾燥して細菌が増殖し、口臭ガスが強まります。

    その他→進行した大きな虫歯や、副鼻腔炎、糖尿病、気管支炎、肺がん、肝硬変、腎不全などの

 病気が原因になることもある。

口臭の治療法

  口臭の治療は、原因を特定して取り除くことが大切です。

  歯周病が原因の場合は、歯科医院で治療を受けるとともに、歯をよく磨いて汚れを除去します。

 歯間ブラシやデンタルフロスも使いましょう。

  唾液が少ない場合は、食事のときによくかむことと、耳やあごの下を優しくなでると、唾液の分泌

 がよくなります。特に、1日の中で最も口臭が強い朝は、必ず朝食をとり、食後に歯を磨くことが

 大切です。

 また、ガムをかむと唾液の分泌が促されるほか、一時的に口臭を抑える効果も期待できます。

 口の中を潤して細菌を繁殖させない環境をつくるために、水分をとるのもよいでしょう。

 舌苔の除去も大切です。1日1回舌ブラシを使ってケアを行いましょう。

 口臭が一番強いのは朝なので、朝食をとる前にケアするのが効果的です。

【感想・考察】

  最近は患者さんの歯科への意識が向上してきたとはいえ、まだまだ「痛くなってから来ればいい」

 とか「治療だけでいい」と考えておられる方も多いのではないかと思います。

 そういうとき歯科衛生士としては、やはりもどかしく、もっとうまく伝えることが出来たのでは

 ないかと葛藤することもあります。TVなどで放送される内容は、誰が見ても分かりやすくかみ

 砕いて提供してくれていると思います。そのような説明の仕方や、また新しい情報にもよく精通

 して、患者さんの状況にぴったりな情報を取捨選択し、適切に伝えていけたらいいなと思いました。

                                衛生士 河本

  2015/11/11   ふくだ歯科
タグ:口臭

「患者さんとの関わりから学んだ歯科衛生士の役割」品田和美先生の講演会に参加して②

講演の後半では患者さんから学ぶことについてお話をされていました。

<プラークの付着状況を読む>

・セルフケアの状態

・糖分摂取や間食回数の増加、のど飴の常用

・よく噛めないことや唾液の量の減少による自浄性の低下

・口腔乾燥

 花粉症などの薬の影響によるものや、鼻疾患による口呼吸などによるもの

・手や肩などの痛みやけがなどで磨きにくい

<歯肉の状態と性状を読む>

セルフケアの情報や体調の変化が読み取れる

①歯肉に炎症がある場合

 そこにはプラークの存在があることが多いので、なぜなのか原因を確認する

②歯肉に外傷がある場合

 なぜ傷ができたのか原因を探る

③歯肉の形や硬さ

 歯に過度な力の負担がないか、歯肉肥大を誘発する薬の服用がないか確認

④全身状態を確認する

 全身疾患や内服薬、加齢による体力・気力の低下を推測する

<メインテナンスにおけるプロービング>

①歯肉辺縁部からの出血

→セルフケアの再確認が必要

②PDの深化・ポケット底部からの出血

→疾患が活動期にあり、進行する可能性が高いので処置が必要

 原因:プラークコントロールの低下

    歯肉縁下の沈着物

    咬合性外傷

    セメント質剥離

    歯根破折

    全身疾患や抵抗力の低下

<臨床経過から考えるメインテナンスが良好に経過する人、しない人>

・う蝕や歯周病の罹患度、残存歯数

・口腔内の特徴

 歯牙、歯列、付着歯肉の幅、顎骨、顎関節、

    口腔内を取り囲む筋肉、唾液の量や質

・理解度、協力度、性格

・リスク

 全身疾患、喫煙、悪臭癖(ブラキシズムなど)、年齢

感想

品田先生のお話を聞いている中で「臨床において一番大切なことは誠実に、正直に、患者さんと向き

合うこと」という言葉が印象に残っています。少しずつメインテナンスをさせていただく機会が増えて

いますが、これからも続けて来院していただけるようにもっと知識と技術を磨き患者さんを理解して

そのときの状況に合った対応が出来るように頑張りたいと思いました。

                                                           衛生士 松本    

  2015/11/08   ふくだ歯科
タグ:品田先生

「患者さんとの関わりから学んだ歯科衛生士の役割」品田和美先生の講演会に参加して①

◎長期にわたって患者様と関わっていくには理解と診査が必要

〈理解〉

→患者さんを理解するために必要な視点・知識はコレ!

人:年齢 性別 性格 職業 全身の状態 食生活 睡眠 悩み ストレス 趣味

口腔:粘膜 舌 口蓋 口唇 唾液 プラーク

歯列:歯並び 咬合関係 残存歯の配置

歯・歯周組織:歯の解剖学的形態 歯周組織の状態 歯周病の状態

〈口腔内の病態の把握必要な診査〉

歯周治療では診査→処置→再評価→処置を行う。

「変化」を知るために記録が不可欠となる。

◎歯周組織の診査項目

①プロービング

②動揺度

③根分岐部病変の有無

④歯肉の状態・性状(付着歯肉の幅・退縮・小帯の位置異常)

◎診査資料

①X線写真

②スタディモデル(研究用模型)

③口腔内写真

その中でもプロービングとX線写真について 少し詳しくお話されていました。

プロービングで知りたいこと

・プロービングデプス 過去に起きた歯周組織の破壊の状態

・BOPの有無(現在の炎症状態)

 辺縁からの出血の有無 ポケット底部からの出血

・歯根の状態 歯の状態(傾斜)

・歯石の存在

・根分岐分病変の進行

X線を読む

X線から読めることは

・エナメル質 象牙質 セメント質 歯髄 歯根 歯根膜腔 歯槽硬線 骨梁 歯肉

・歯槽骨の吸収の程度

・歯周病のタイプ(垂直性 水平性骨吸収)

 垂直性骨吸収がある場合は咬合力がかかっている場合や食片圧入などがある 場合が多い。

・歯槽硬線の有無と幅

・歯根膜腔の幅

 歯根膜腔の拡大は、その歯にとって過度な力が加わっている。

・骨梁の状態  を見ることが重要

感想

品田先生のお話を長期症例の画像を見ながら聞かせていただきました。

プロービングをしたりX線を読むことで自分が思っていた以上の情報が知れることに驚きました。

まだ1人の患者さんを担当するということはできていませんが、患者さんを理解し、又患者さんの口腔

の状態をきちんと把握してそれにあった対応ができるように知識や技術などを身につけていけれるよう

頑張りたいと思いました。

                                    衛生士 加藤

  2015/11/01   ふくだ歯科
タグ:品田先生

「かたちが理解できれば総義歯はうまくいく!」村岡秀明先生の講演に参加して

総義歯の場合形が大事!!→基本的に左右対称!!

・1人の患者さんに義歯が上手な2人の先生が総義歯を作ったとしたら、だいたい同じ形の総義歯が できあがる。

・服だって右利きだから右だけ大きく作ることはない。                

   吸収してなくなってしまった部分を 復元する感じの義歯が入る。

        ・・・という話から始まり、コピーデンチャー、クラリベース、材料、義歯作製、咬合調整etc.

        すべて動画とペイントソフトで発表され、話す内容もあっちへいったりこっちへいったり。

        まとめると大変なことになるので、今回は概形印象の話をさせてください。

概形印象

 概形印象とは、歯および欠損部顎堤などの口腔組織を予備的に採得する印象であり、通常アルジ

   ネート印象材が使用される。この印象に石膏を注入し、研究用模型を製作する。

 研修用模型は、前述の通り、顎口腔の診察、診断、治療方針の決定の資料として、あるいは治療

   記録として準備され、咬合関係の点検、義歯床辺縁部の設定位置の検討、義歯の仮設計、個人トレー

   の製作などに用いられる。

〈手順〉

①アルジネート印象を行うため、患者の歯列や顎堤に最も適した 有歯顎用既製トレーを選択する。

②トレーを試適した時に、後縁が不足するような場合には、ワックス やコンパウンドなどを補足する。

③トレーを試適した時に、歯列や顎堤との隙間が不均等な場合には、手指でトレーを修正し、十分に

適合させる。

④再びトレーを口腔内に試適して、トレーによる被覆に不足がないか  確かめる。

⑤トレー試適時に、その一部が歯列や顎堤と接近している場合には プライヤーを用いて修正する。

⑥修正後には再度試適し、適切であれば、練和したアルジネートを盛る。

⑦アルジネート印象材を盛ったトレーを口腔内の所定の位置に静かに 圧接し硬化するまで保持する。

⑧硬化後、口腔内から撤去する。

[感想]

旧義歯の型取りをし、コピーデンチャーを作り、少しずつ修正を加え新義歯を作っていました。時間が

かかるので日曜日や診療が終わった後に全て保険診療で行うというお話を聞いて、本当に義歯が好きで

はないとできないことだと思いました。68歳の村岡先生ですが、70歳になったら下顎の歯を抜いて総義

歯にするとのことでした。歯医者さんで総義歯が入っている人はあまりいらっしゃらないので、また

総義歯になったら講演会に行って感想を聞かせていただきたいです。

                                      歯科医師 太田      

  2015/09/30   ふくだ歯科
タグ:義歯

歯肉をふっくらと仕上げる「DENT.EX syatema」の魅力について、勉強会で発表して

◎スーパーテーパード毛

「DENT.EX systema」にはスーパーテーパード毛が使用されています。スーパーテーパード毛の特徴は、

毛先が細く加工されていることです。スーパーテーパード毛はラウンド毛と比較して、歯周ポケットに

侵入しやすく、歯肉へ優しく当たる特性が検証されています。

さらにこの性能を発揮するため、毛の素材を通常のナイロンではなく、「ポリブチレンテレフタレート」

という特殊な樹脂を科学的に溶かして加工されたものが使われています。

◎歯周病予防や治療に最適

システマ44Mは非常にコンパクトなヘッドに、腰のある比較的長め(12mm)のスーパーテーパード毛が

約500本植毛されています。柄はシンプルなストレートの形状で手に馴染みやすく、適度にたわむこと

で過剰なブラッシング圧を抑制してくれます。

弱い圧力でも毛先が細部まで到達する特性は、過剰な外傷力が辺縁歯肉や露出したし根面にかかり

にくく、比較的長い時間ブラッシングをしてもらう歯周治療においてたいへん有利です。歯周治療後

に“ビニールコーティングした光沢のある、ふっくらとした歯肉”に仕上げることができます。

ブラッシングは一般的にセルフケアのために行いますが、“セルフキュアー”にもなるすばらしいものだ

と考えています。私たちが行うブラッシング指導の時間はほんのわずかであり、大半は患者さん自身の

手で行われます。そのため、患者さんの協力が不可欠であり、歯科衛生士には患者さんに応じた“口腔内

の取扱説明書”をしっかりと行うことが求められます。

《まとめ》

「おすすめの歯ブラシはありますか?」患者さんから、そう質問されることは少なくありません。自分に

合った歯ブラシと出会うことは、歯周治療の大きなモチベーションとなります。歯ブラシに限らず

デンタルフロスや歯間ブラシでも、多種類の清掃用具の中からなぜそれを選んだのか、その根拠を明確

にし、こだわりをもって患者さんに処方したいと思いました。

                                   衛生士 関口

  2015/09/23   ふくだ歯科
タグ:歯ブラシ

「どうして糖尿病(歯周病)の人は歯周病(糖尿病)になりやすいのだろう?」について、勉強会で発表して

糖尿病から歯周病への影響は、高血糖により口腔が乾燥し、歯肉の炎症が起こりやすく、歯肉溝滲出液

中の糖濃度も高くなって、歯周ポケット内の歯周病原細菌が繁殖しやすくなることが挙げられる。

歯周病から糖尿病への影響は、歯周病を放置することにより、細胞から糖を取り込めず高血糖状態jに

陥ることが報告されている。

○糖尿病と歯周病双方が影響し合う?

  糖尿病患者の歯周病発症率、重傷率が高いことから、糖尿病は歯周病に影響すると考 えられて

  いる。

     歯周病が腎症、網膜症、神経障害、大血管障害、細小血管障害に続く糖尿病の6番目 の合併症で

       あると認められつつある。

       歯周病が糖尿病治療時の血糖コントロールを妨げることが報告され、歯周病が糖尿病 に影響する。

                 ↑

                         糖尿病と歯周病は双方向的に影響し合うことがわかってきた

○糖尿病から歯周病への影響

  ・糖尿病が歯周病を悪化させる原因は高血糖による脱水経口のために口腔が乾燥し、 唾液の働きが

           悪くなり歯肉に炎症が起こりやすくなること  

  ・高血糖から歯肉溝滲出液中のブドウ糖濃度の高くなり、歯周ポケット内の歯周病原 細菌が繁殖

           しやすくなる  

  ・高血糖が続くと白血球の遊走能、貪食能、殺菌能などの機能が低下し、歯周病原菌に対する抵抗

           性が低下して易感染性の状態となること

  ・過剰なブドウ糖がタンパク質と結合して作られる最終糖化物質が細小血管の狭小化、 マクロ

   ファージの感染菌、LPSに対する反応を過剰にさせ、炎症性サイトカイン放 出の異常亢進、

   歯肉、歯根膜線維芽細胞のコラーゲン合成低下、MMPの産生上昇か らコラーゲン線維や血管基

   底膜の代謝が低下して歯周組織の修復力、創傷治癒能力 が低下する

○歯周病から糖尿病への影響

   歯周病放置することによって、血糖値やHbA1cに悪影響を与える可能性が報告。

                  ↑

  重度の歯周病患者ほど糖尿病の状態も悪化することで、歯周病から糖尿病への影響を示唆。

   ・TNF-αによる糖の取り込み阻害でインスリン抵抗性が増大し、細胞がブドウ糖を 取り込めず

    高血糖状態に陥り、糖尿病を悪化させる

   重度歯周炎を合併している糖尿病患者に抗菌薬を併用した歯周治療を行ったところ、 末梢血管中

   のTNF-α濃度が有意に低下し、かつ、HbA1c値が改善された報告。

まとめ

  歯周病と糖尿病は、ともに初期症状はほとんどなく、一般に進行は緩徐である。歯周病と糖尿病は

  互いに憎悪因子となり得る点からも、両疾患の関連について更なる解明が進み、一方を改善させる

  ことで、相乗効果を得ることが可能なのではないかと考えられる。

感想

  糖尿病からの患者数は、世界で約3億4,700万人、日本国内でも予備軍を合わせると約2,210万人と

  報告されているそうです。口腔内環境をよくすることは、多くの糖尿病の患者によい影響を与える

  ので、健康的な生活ができるよう、アプローチしていければよいと思う。

                                     衛生士  赤木    

  2015/09/14   ふくだ歯科