子供たちにおいて、保護者による仕上げ磨きは不可欠ですがさまざまな理由によって受け入れて
もらえないことも多いのも事実です。プラークをきちんと落とすことにこだわりすぎず、まずは
仕上げ磨きを習慣にする事の方が重要です。
仕上げ磨きを嫌がる理由として
① 痛い、呼吸が苦しい
→力を入れすぎていたり子供が動くことで意図しない場所に歯ブラシが当たることで痛がります。
また口の中にずっと歯ブラシが入ったままだと子どもはいつ呼吸をしていいのか分からず苦しくて
嫌がります。自分で磨くのは好きだが、仕上げ磨きを嫌がる場合はこの原因が考えられます。
② 仕上げ磨きをやるタイミングではない
→遊んでいる途中などその子にとって仕上げ磨きをやるタイミングでない時があります。食事の
まえにいただきますを言うように寝る前に歯を磨くという習慣をつけましょう。
③ 自分だけやられているのが嫌になる
→本人磨きは自分から進んでやるものの仕上げ磨きになると嫌がる場合は、自分だけ一方的に
やられるのが嫌に思っている場合もあります。
④ 「イーして」「アーして」の繰り返しが嫌になる
→まずはイーして唇側を終わらせ次にアーして舌・口蓋側を終わらせ最後に咬合面をササっと
磨けば早く終われます。
⑤ 楽しくない
→親子のスキンシップの時間としてお互い楽しくしましょう。日によって磨き始める場所を
変えてみたりしてみてもいいでしょう。
感想
こどもが仕上げ磨きを嫌がる理由として初めて知るものもありました。 仕上げ磨きを嫌がるこどもは
多いと思うので今後相談があった時には保護者の方に寄り添いながら仕上げ磨きのコツや情報を伝えて
いけたらと思います。
衛生士 岡崎