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スタッフレポート

スタッフによるレポートを掲載しています。

子供の間食・食事について、勉強会で発表して

子供にお菓子を与えていいのは何歳から?

う蝕予防やおやつの目的、味覚の形成などの点も考えると3才以降が望ましい。

 

子供にお菓子を与える目的

・栄養とエネルギーの補給 幼児は消化機能が未熟で1回の食事で食べられる量が少なく1日3回の食事

 だけでは必要なエネルギー量を満たすことが難しいため。

  →3才を過ぎると1日の必須エネルギーが大人の三分の二にもなるので第4の食事としておやつが

   欠かせない。

・休息と喜びを与える。親や家族、友達とのふれあいの場になるといった広い視野からの考えもある。

 

味覚

 味覚は離乳食が始まる5か月から10歳頃までの食経験により育まれていきこの時期に与えられた

 食べ物によって味覚の好みが出てきます。

 得に離乳食スタートから3才頃までは重要な時期!

 その時期に甘いお菓子ばかり与えていると味覚への欲求がエスカレートしやすくなり野菜などの素材

 の味を「おいしい」と思えなくなり、好き嫌いが多い子どもになる可能性が高まる。

 →親がコントロールできる間に正しい食習慣を身につけることが子供の将来の健康につながる

 

市販のおやつ

1 甘みが強く、う蝕や味覚形成への影響のほか、エネルギーの過剰摂取や血糖値の急激な上昇の

  つながる

2 塩分が強く、味覚形成への影響だけではなく将来の高血圧につながる

3 油分が多く肥満の原因となる

4 体に悪影響を及ぼし発がん性の問題などもある着色料や保存料が含まれる。

 

おすすめの間食

ポイント

1 家であるもので簡単に作れるもの

2 1日3食で取り切れなかった栄養素がとれるもの

3 次の食事に影響しない量を意識する

  おにぎり(しらす、ごま、わかめなど普段の食事にあまり使わない具材)

  野菜など具沢山のサンドウィッチ 果物 蒸かしたイモ類 トウモロコシ 無糖ヨーグルト

  (ドライフルーツ、手作りジャムなどを加えるのも可)

 1日3回の食事と1~2回の間食は時間を決めることで生活リズムを整えることができます。

 運動量や体格の個人差もあるが1日に必要なエネルギー量の10%から15%が目安

 1~2歳100~150カロリー程

 3~5歳150~200カロリー程

 遅い時間や食事の直前は避ける(食事や翌日の食欲低下を招くため)

 単なる菓子類ではなく乳製品、炭水化物、果物類などを組み合わせると良い

 子供は知らず知らずのうちに親の真似をするので間食の取り方、食習慣、歯磨きの習慣など両親自身

 の生活習慣にも目を向けてみると効果的。

 

感想

子供の虫歯予防、歯周病予防は歯磨きだけではなく普段からの食習慣も大きく関係しています。子供の

口腔内の事を気にされている患者様も多いのでブラッシング、フッ素の重要性以外の面でもしっかりと

伝えていけるようにしていこうと思いました。

                              衛生士 加藤

  2019/03/17   ふくだ歯科
タグ:間食

「ココがもっと知りたい」を解決!について、勉強会で発表して

Q1.磨きやすいはずの部位に磨き残しがある患者さんへの指導に悩んでいます。

A.磨きにくい部位への指導と同じように、ブラッシング時に意識してもらえるような声かけを

  しましょう。

  このような患者さんへの指導は、2つの方法が考えられます。1つ目は、「磨きにくいところ

  ですね」と声をかけることです。一般的には磨きやすいところでも、その患者さんにとっては

  磨きにくいところと考えて、同じ流れで指導します。さらに、患者さん自身に“磨きにくいところ

  なのだ”と認識してもらうことで、磨き忘れのないように注意を向けることもできます。

   また、利き手側の犬歯部など、磨きやすいはずなのに磨けていない部位は、患者さん自身は

  磨いてるつもりでも飛ばしてしまい、磨き忘れてることがあります。こういった部位では、

  2つ目の方法として「磨き忘れしやすいところですよね」「みなさん同じところをよく忘れる

  んですよ」と声をかけます。続けて、「まずここから磨くと、磨き忘れを防げますよ」や

  「全部磨き終わった後にもう一度ここを磨くようにするといいですよ」とアドバイスします。

     「ここから磨く」「もう一度磨く」というフレーズは下顎臼歯部舌側のように、磨きにくく、

  かつ磨き残しが多い箇所にも応用できます。

 

Q2.高齢患者さんへの指導時に「年のせいだから」と言われてしまい、指導に行き詰まっています。

 A.心を開いてもらうためにも、相手を認め、褒めることからはじめましょう。

   診療室に通えるお元気な方でも、その日の気分が意欲に大きく影響する可能性があります。

  どんなに素晴らしい指導も、相手に心を開いていただかない限り効果はありません。

  「年のせいだから」とおっしゃられる時には「今日はあまり気が乗らないのだ」と理解し、

  指導は控え、気分がいい時に行うようにしましょう。また、「長年こうしてきたから」と

  おっしゃる方には、「とてもきれいなお口を維持されていますね」とまずは現状を認めて

  褒めましょう。その声かけが相手の心を開くきっかけになると思います。

   声かけにおいて、もっとも意識する点は、「ゆっくり&はっきり」話すこと。言葉の理解が

  遅くなりがちな高齢患者さんに自分の言葉をしっかりと伝えましょう。

  また、お話しながら口腔機能を評価できる声かけをして、「毎日食事はおいしく召し上がって

  いらっしゃいますか?」(咀嚼機能の評価)「大好きな食べ物は何ですか?」(飲食できる食品の硬さ

  などの評価&咀嚼機能の評価)「おしゃべりがしにくいことなどありませんか?」(唾液量の評価)

  などがあります。プラークコントロールの評価にとどまらず、口腔全体の把握・評価・アドバイス

  ができるようになれば、患者さんにとっての健康サポーターになることができるでしょう。

 

Q3.開口量の少ない患者さんや嘔吐反射の強い患者さんの口腔内撮影は、どのようにしていますか?

A.原因を和らげる対応に加え、無理のない範囲で素早く撮影するようにしています。

   お口が大きく開けられない方の場合、生まれつき口角が進展できない場合と、顎関節症で開け

  られない場合に大きく分けられます。

   進展できない場合は、口角にワセリンなどの保湿剤を塗布後、スモールサイズのミラーを使用

  します。顎関節症の場合、顎二腹筋マッサージを行っています。顎二腹筋は舌骨と密接な関係に

  あり、マッサージにより舌や下顎の動きを和らげ、口を開けやすくします。どちらにせよ、無理の

  ない範囲で、できるだけ素早く撮影するようにしています。

  嘔吐反射の強い方に対しては、表面麻酔を塗布しています。また、「5分以内で素早く撮影する」

  のもポイントです。嘔吐反射の原因は、口蓋から出る粘稠性の唾液で、これは患者さん自身の

  「口の奥に何かを入れられたら気持ち悪い」という想像により分泌されます。一度イメージして

  しまうとたびたび出てきますので、想像する時間をできるだけ短くするためにも時間をかけずに

  撮影しましょう。それでも嘔吐反射が止まらない場合は、洗口液などで、一度口腔内の粘稠性唾液

  をリセットするとよいでしょう。

 

〈感想〉

最後の口腔内写真については印象採得にも応用できると思い、レポートにしました。どれも一度は

悩んだことがある内容ですが、今までは患者さんに不快感を与えないようどうにか対応してきました。

これからはレポートを参考に、なぜこう伝えるのか、なぜこれを行うのかを理解しながら患者さんと

接していきたいです。

                          衛生士 関口

  2019/02/27   ふくだ歯科

「歯科の感染対策非常識」について、勉強会で発表して

歯科でよくみられる感染対策の非常識

1.なんでもアルコールで拭く

2.どこでもグローブで触る

3.グローブやマスクを繰り返し使用している

4. 清潔域、不潔域の区別が曖昧

5.器具の滅菌・消毒が不十分

 

1.なんでもアルコールで拭く  

  アルコールは中水準消毒液であり、即効性があって消毒効果が得られるが、 タンパク質を固着

     させ、洗浄効果が期待できないといった欠点もある。

   接触感染の恐れのある場所の清掃方法  

 ・多量の血液による汚染がある場合→アルコールを使ってはいけない   

  まずはそれらをペーパータオル等で拭き取り、そのあと次亜塩素酸ナトリウム などの中水準消毒液

       で清拭すると効果的です。タンパク質が固着してしまうの で、アルコールの使用は不適切。

  ・血液等を拭き取ったあとの場合→アルコールを使ったほうがよい   

   アルコール等の消毒液による清拭が推奨されます。また、術者の手が触れる 箇所は、ラッピング

        を行う方法がより衛生的。  

  ・パソコンや机、手すりなど血液による汚染のない場合→アルコールを使う必要ない    

   人が手を触れる部分を意識して、環境用クロス(第4級アンモニウム塩、塩化 ベンザルコニ

         ウム)や界面活性剤などでの清掃で細菌数を減らすことが大切で す。アルコールを使わなくても

         十分。

   *一時的な拭き取りにのみアルコールを使用

 

2.どこでもグローブで触る

   感染経路の一つは医療従事者の手指。処置に使用したグローブを着用したまま不用 意に動き回った

      り、無意識に周辺環境に触れない。

   *「ユニットを離れたらグローブを外す」をルールに

 

3.グローブやマスクを繰り返し使用している

  グローブ:1患者ごとに交換し、外した際には再装着しない。グローブをする 前と後は必ず手指

                       消毒を行う。

     マスク:基本午前1枚、午後1枚で使い、外したら捨てる。  

  *一度外したグローブは再装着しないよう徹底

 

4. 清潔域、不潔域の区別が曖昧

   清潔域と不潔域を区別することで汚染リスクを回避することができる。

   *動線と器材の流れを考えてゾーニング

   *器材整理には清潔にしやすい材質を選択する

 

5.器具の滅菌・消毒が不十分

  標準予防策の原則に従って感染対策を行うことが必要。

     器具・器械の管理方法

    基本は⇒耐熱性のある器具:オートクレーブで滅菌   

    次は ⇒ディスポーザブル製品:ディスポーザブル製品がある場合はできるだけ ディスポー

                        ザブル製品を選択する

    どちらも無理なら⇒耐熱性のない器具:プラズマ滅菌                     

                                                                           薬液消毒(次亜塩素酸ナトリウムなど)

      *来院者数に応じて確実に滅菌を行う     

 

【感想】  

感染対策についてよく考えることができました。消毒用エタノールなどは過信して 使用していた点も

あったと思います。もういちどよく確認しながら対応していきた いです。

                             衛生士 赤木

  2019/02/11   ふくだ歯科
タグ:感染予防

「笑顔・口元・息すっきり・オーラルレシピ」について、勉強会で発表して

1. カルシウムとビタミンDで歯を強化する

 歯や歯を支える骨を丈夫にするために欠かせないのがカルシウム。しかし、カルシウムは比較的体内

 に吸収されにくい栄養素で、これを手助けするのがビタミンD。ビタミンDは、日光を浴びることで

 体内で合成される。上手に組み合わせてカルシウムの吸収率を高める工夫を。

 カルシウムたっぷりの大豆食品。ビタミンDは魚や卵、干した食材に多く含む。 豆腐、干し椎茸を

 使ったスープ。鶏ガラスープの素で煮て、煮立ったら、溶きほぐした卵を流し入れる。

2. 良く嚙んで歯と歯肉をきたえる

 噛みごたえののあるものを食べることで歯肉を刺激し、あごの筋肉がきたえられ、健康な歯をキープ

 することにつながる。また、太りにくい体づくりにも役立つ。

 良く嚙む魚介のおかず、たこ(いか)を使ってガーリック、パセリを振って炒める。歯ごたえのよい

 きのこは食物繊維も豊富。きのこの味噌汁。

3. たんぱく質、ビタミンC、鉄、亜鉛で丈夫な歯肉をつくる

 歯周病を予防し、丈夫な歯を保つためには、しっかりした歯肉をつくることが大切。血色のよい歯肉

 をつくる材料となるのが、たんぱく質。良質たんぱく質、そして歯肉を丈夫にするうえで欠かせない

 ビタミンC、鉄、亜鉛などのビタミンやミネラルもしっかり補給しよう。

 肉、魚介(たんぱく質)をトマト味のスープに(酸味成分が胃液の分泌を促し、たんぱく質などの消化を

 助ける)。 彩り豊かなパプリカ、ピーマンは熱に強いビタミンCを豊富に含む。それらを熱湯にくぐ

 らせ、冷水につける。ひよこ豆、カッテージチーズ、ドレッシングと合わせ、サラダに。 鶏レバー

 (鉄)を生姜で煮る。かきご飯(亜鉛)。

4. 酸味で唾液の分泌を促し口内環境をよくする

 唾液には汚れや細菌などの繁殖を抑える抗菌作用があるために、虫歯や歯周病、そして口臭を防ぎ、

 歯や粘膜を保護する働きもある。酸味のきいた一品をプラスしよう。

 梅干し(疲労回復や食欲増進作用あり)を使ったおかず。梅干しを細かく刻み、たれの材料と混ぜ

 合わせて使う。酢の物。レモンの絞り汁。ヨーグルトを使ってサラダに。

5. ビタミンAで歯のエナメル質を強化する。

 ビタミンAは、歯のエナメル質や歯肉、舌などの粘膜をつくるために必要な栄養素。口は、雑菌が

 入りやすい部分なので、対策には粘膜を強化しておくことが大切。

 ビタミンAたっぷりのクレソン、にんじん。じゃこも加えてきんぴらに。かぼちゃを使ったカレー。

6. 歯によい砂糖控えめの嚙むおやつ

 糖分の多い食べ物や飲み物をよくとり、だらだら食べると、歯のエナメル質を溶かしやすくし、虫歯

 の原因となる。また、歯周病の原因菌のえさにもなる。歯の健康に気をつかうなら、甘さ控えめの

 手作りおやつがおすすめ。

 薄切りしたかぼちゃ、さつまいも、れんこん、ごぼうをぱりっと揚げて塩をまぶしたチップス。

  抹茶、緑茶を使ったおやつ。お茶には殺菌作用や、口臭予防の効果がある。

 

感想

 健康的な口腔内を保つためには、毎日の丁寧な歯磨きが欠かせませんが、それに加えて、歯や歯肉、

 体によい食生活を心がけていきたいと思いました。なんでも嚙めて、おいしく食べることも健康や

 笑顔につながるのだと感じました。食習慣についてお話しして下さる患者さんもおられるので、参考

 にしたいで す。

                          衛生士 岡本

  2019/01/27   ふくだ歯科
タグ:噛む

「肺炎ー高齢者は口腔ケアで予防」について、勉強会で発表して

肺炎とは…

症状は、発熱や咳、息苦しさなど。

死亡原因として、がん、心臓病、脳卒中に次いで四番目に多い。

2010年には約12万人が亡くなっており、この内65歳以上の高齢者が97%を占める。

高齢者の肺炎の約6割が、誤って気管に飲み込むことによる「誤嚥性肺炎」といわれている。

感覚が鈍くなっている高齢者は自覚症状が少なく、発見が遅れがちになりやすい。一見、肺炎とは

分かりにくい症状(食欲不振やだるさ、意識がもうろうとするなど)を示すこともある為、普段から

むせる姿が目立つ人は誤嚥性肺炎を疑うべき。

寝ている時など気付かないうちに感染し、肺炎を起こす「不顕性肺炎」には特に注意が必要。原因は、

寝ている間に細菌を含む唾液などが気管に流れ込むことによって起きる。肺炎を繰り返す高齢者の口内

を調べると食べかすが取り除けていないなど衛生状態が十分に保たれていないことが多い。

 

口腔ケアのポイント

◆毎食後と就寝前に歯磨き

 歯ブラシや歯間ブラシで、歯や隙間に付着している細菌の塊を落とすことが大切。

◆洗口液を過信しない

 口に含んで吐き出す洗口液は、細菌の付着は防げるが汚れを落とすことはできない。

 歯磨き剤は必ずしも必要ではなく、量も少なめで良い。

◆入れ歯は、外してブラシで汚れを落とす

 入れ歯洗浄剤は過信せず、一日一回は入れ歯を外して、ブラシを使って食べかすを落とし、水で

 洗い流す。

◆舌や頬、歯茎の粘膜には専用のブラシ(舌ブラシ・スポンジブラシなど)を使う

  粘膜を傷つけないよう、口の中全体をきれいにする。

◇介護が必要な高齢者は、ブラシで落とした汚れを誤嚥してしまう恐れがある。

  口腔用のウエットティッシュで拭き取ったり、吸引ブラシで吸引することが必要。

 ※口の中で落とした汚れは確実に口の外に出すことが重要である。

 

【感想・考察】

今回のレポートを通じて、日ごろから口腔内を清潔に保つことで多くの病気が予防できるのだと、

口腔ケアの大切さを改めて考えさせられました。高齢化社会である今、肺炎のリスクはとても

高くなっていると思いますので、患者さんだけでなく、家族や友人など身近な存在から少しずつ

伝えることができればいいなと思いました。

                        衛生士  河本

  2019/01/14   ふくだ歯科
タグ:肺炎

「21世紀のペリオドントロジー」天野先生のセミナーに参加して

1. なぜ歯周病は起こるの?

  1) 歯周病菌の定着

   歯周病を起こす細菌は歯肉縁下に存在し、その最近叢は3階層に区分された6つのプラーク細菌

   共生集団に分類されています。年齢とともにピラミッドの階層が増え18歳以降にP.g菌が感染し

   最上層が構築されピラミッドは完成します。

   ※ピラミッドの頂点に君臨するレッドコンプレックスが定着しているかどうかがバイオフィルム

    の歯周病原性を決するポイントです。

  2) 歯周病の発生原因

   歯周ピラミッドが完成しても、すぐには歯周病の症状は現れません(不顕性感染)。年齢が若く

   抵抗力も高いなどの理由で長年にわたって歯周組織の健康な状態が続くことが多いと思います。

   しかし歯周病菌は常に発症のチャンスをねらっています(日和見)。加齢や、口腔清掃不良などの

   理由でバイオフィルムの病原性が高まり歯周組織とバイオフィルムの均衡が崩壊したとき歯周病

   が発生します(日和見感染)。一方、生涯にわたって発症しない不顕性感染のままの人もいます。

  3) 歯周病発症から歯周破壊へのロードマップ

   レッドコンプレックスには栄養素として鉄分が必要不可欠です。鉄分がないと、菌は増殖でき

   ず、できたとしても栄養不足のため病原性は低いので歯周炎は起こせません。しかし、病原性が

   高まったバイオフィルムが歯周組織に炎症を起こし、それが慢性化すると歯周ポケット内面に

   潰瘍が形成されます。ポケットの潰瘍面からの出血で鉄分が供給されると菌は大幅に増殖し、

   バイオフィルムの病原性を一気に高め均衡を崩します。この時こそ歯周炎発症の瞬間です。

   「歯を磨くと血が出た」は歯周病発症のサインです。 バイオフィルムと歯周組織との戦いは、歯周

   治療により均衡が取り戻されるまで続きます。歯周病に自然治癒や服薬のみによる治癒はありま

   せん。  

2. 目標はポケットを浅くすることですか?

  1) 歯周基本治療の目標

   歯周治療の目標は、歯周ポケットを浅くする、ALの回復、骨レベルの改善、あるいは付着歯肉幅

   の増加と言われます。しかし、歯周基本治療の最も大事な目標は歯周ポケットを浅くすることで

   はありません。歯周ポケット内で血液が供給され続ける限り、バイオフィルムの高病原性は維持

   し歯周炎は進行します。歯周基本治療によって目指すことは、歯周炎発症へのロードマップを

   逆に辿り、バイオフィルムの病原性を歯周病発症前のレベルに戻すこと、つまり歯周病菌への

   血液の供給を断つことです。歯周病菌とバイオフィルムの均衡が取り戻されれば歯周状態も昔の

   状態に戻り、当然ポケットも浅くなってきます。

  2) 歯周基本治療

      通常の歯周基本治療によって出血を止めることができます。ブラッシング指導、スケーリング、

   ルートプレーニングに始まり、生活習慣指導、そしてメインテナンスです。熟練したテクニック

   が要求されるのはSRPです。未熟な技では出血は止まりません。歯周基本治療によってポケット

   内の歯周病菌を完全に駆逐することはできませんが、細菌量は大幅に減少します。菌の量が減れ

   ば、歯周組織の創傷治癒力がバイオフィルムの病原性を上回り、潰瘍面の閉鎖が始まり出血は

   止まります。菌への血液の供給を断つと、バイオフィルムはかつての低い病原性しかもたない

   状態に戻り、均衡も取り戻されます。ポケットからの出血を止めることはこれほど大きな意味を

   もっているのです。

   ※SRPのポイント

   側方圧が弱かったり、正しい角度でスケーラーのブレードが当たっていなかったり、シャープ

   ニングが不十分でよくブレードが削れなかったりすると、歯石を取り除くことができないだけで

   なく、歯石の表面だけを削り取ってしまいます。そのため、歯面には歯石の表面が滑らかな状態

   で取り残されることになり、そうなると、エキスプローリングでも見逃してしまいやすいし、

   スケーリングも難しくなってしまいます。ルートプレーニングでは刃先のコントロールが重要

   です、力が弱い場合は両手を使うのもひとつの方法です。また、根面の象牙質には限りがあり

   ます。過剰にならないインスツルメーションを!

3. 目標は100%磨き?すべての患者さんに同じブラッシング指導をしていませんか?

 1) バイオフィルムの病原性判別

      歯周炎は慢性歯周炎という診断名で包括されますが、超音波スケーリングだけで簡単に良くなる

   歯周炎もあれば、手を尽くしても進行が止まりにくい重症のものもあります。これはバイオ

   フィルムの病原性に大きく関係しています。病原性の高いレッドコンプレックスが存在し、その

   菌数が多いほどバイオフィルムの病原性は高くなり、このような歯周炎は重症化しやすく治療が

   難しい場合もあります。  

  2) バイオフィルムの病原性に応じたブラッシング指導

   患者のバイオフィルムの病原性によってメインテナンス(歯周管理)の質と頻度は異なります。

   プラークの量が多いから歯周病再発リスクが高いわけではありません。バイオフィルムの病原性

   が低い患者は、歯磨きが上手く出来ていなくても歯周病の急速進行や再発の可能性は低いでしょ

   う。この場合、定期的なプロフェッショナルケアで不十分なセルフケアを補えます。しかし、

   バイオフィルムの病原性が高い患者はわずかな磨き残しでも大きな因子になります。このような

   患者には歯間ブラシやフロスも駆使し、PCRを低くすることを目的とした丁寧なブラッシング

   指導が最初から必要です。バイオフィルムの病原性を判定(あるいは推測)し、歯周炎を見分ける

   ことによって、患者さんごとのオーダーメイドの歯周治療が可能となります。 ブラッシング指導

   は決して楽ではありません。患者にも術者にとってもエコなブラッシング指導を!

4. 合点がいけば人は動く!

 1) 生涯メインテナンス

   歯周管理は患者の生涯にわたって健口を見守る口腔健康管理です。口腔健康管理実践のために

   は、口腔内の危険因子だけではなく、歯周病の発症・進行に強い影響をもつ環境因子にも注意を

   払いたいものです。生活習慣や歯科的知識・教養に加え、ストレスや歯磨き習慣についても患者

   の日常を知り、必要ならその日常を変える心構えで、山あり谷ありの患者の人生に寄り添って

   バイオフィルムと歯周組織の均衡状態を守る生涯メインテナンスが歯科衛生士の使命です。

   ※患者さんとの二人三脚には

    ・望んでいるものだけを(消極的アプローチ) →まず得るものをもたせて帰す

    ・親しくなろう(話を聞く、相手を知る、褒める、笑顔が大切)

    ・目先のゴールは低く(not修行、no頑張ろう) →前回より少しでも良くなっていたら褒める

    ・病状を納得させる説明力(科学的知識) →人が集中して聞くのは15秒ほど、簡潔に!

    ・結果を残せる技術(生物学的治療)

 

まとめ  

 今回の講演で、歯周病の感染は一生続き完治は無いと言われており、疾病が進まないよう口腔内の

 均衡状態を保つためには歯科衛生士のメインテナンスや介入が重要だと改めて感じました。  

 バイオフィルムの病原性や、ポケットからの出血が歯周病に強く関係してくることなどをしっかりと

 頭に入れてこれからのメインテナンスに活用していけたらと思いました。

                               衛生士 星島

  2019/01/06   ふくだ歯科
タグ:歯周病

「みんなでつくる働きたい労働環境」セミナーに参加して

ヨリタ歯科が目指す歯科医院

・ワクワク楽しい

・感謝の言葉があふれる

 

コンセプトは「スマイルアンドコミュニケーション」

 

役割

① ドクター(歯科医師)

  患者様やメンバーの気持ちや心の痛みがわかるスーパードクターになってほしい

② 衛生士

 13名の衛生士が在籍

③ 健康プロモーター(初診カウンセラー兼アシスタント)

  ただのアシスタントではなく、健康の大切さ、歯を虫歯や歯周病から守ることの大切さを患者様に

 事あるごとに伝えるのが役目

④ スマイルクリエーター(受付専属メンバー)

 来院されるすべての人と、そして待合室全体を、笑顔と楽しい会話であふれるようにしてほしい

⑤ 感動クリエーター

  ホームページ、小冊子、ポスターなどの制作、イベント企画、開催

⑥ スマイルサポーター(クリーニング専用メンバー)

 少しでも快適にお越しいただきたい。地域の住民の方々にも愛される歯科医院でありたい

⑦ 経営サポーター(人事、総務担当)

 人材育成、医院内の設備の管理などスタッフが楽しく笑顔で働くことができ医院に来られた患者様も

 笑顔で医院に来てくださるための環境づくり

⑧ 保育士

  小さな子供を連れて来院された患者様に安心して治療を受けていただく

 子供をもつ衛生士に気兼ねなく働いていただく

 

心を繋ぐおもてなし~すべての人の架け橋になる~

スマイルクリエーター

① 入社のきっかけ 以前働いていた所では、このまま働いていてもいいのだろうかと悩んでいた時に

  友人から、「同じ環境で過ごすうえで、5年10年先の先輩の姿は5年後10年後の自分の姿だよ」

    といわれ、そんな風になりたくない!と退職を決意

    ・考え方に共感できる、尊敬できるトップの下で働きたい

    ・人を大切にする会社で働きたい

    と考えヨリタ歯科に入社

② ヨリタ歯科の魅力

    医院理念が浸透している・・すべての人に親切で優しい“ヨリタらしさ”

    院長やチームメンバーの想いを考える機会が多くある

    感謝の気持ちを伝えあう

    →モチベーションを高く働けている

③ スマイルクリエーターとしての苦労とやりがい

    ・仕事を一通り覚えられ自立できたかなというときに次の目標を見失いモチベーションが低下。

        その頃患者さんからクレームを言われることが一番多かった。

        →クレームを言うのは「この人だったら聞いてもらえる、言いやすいからだよ」と先輩に言われた

      「安心感を与えられる」強みがあった

     ・他院で治療に不信感があり、ヨリタ歯科に来院された患者様

      他院に対する怒りと歯科治療に対する不安で来院しても怒っていたがゆっくりと話を聞いた

         →初めて名前を覚えてもらえ、あなたに会いに来たよと言ってもらえた

         →やりがいを感じた

 

<感想>

ヨリタ歯科のスタッフは皆やりがいをもって笑顔で楽しく働いていることが印象的でした。

感謝の言葉を大切に、スタッフからも患者様からも信頼され、患者様に安心感を与えられるような

歯科衛生士になりたいと思いました。

                          衛生士  松本

  2018/12/16   ふくだ歯科
タグ:労働環境

「みんなでつくる働きたい労働環境」セミナーに参加して

人に優しい歯科医院のつくり方

 

目指す医院

・患者様に感動を与える医院

・感謝の言葉があふれる医院

・ワクワクが多い医院

・患者様から見て素敵、楽しそうと思われる医院

 

そのために人が楽しむ、人が成長する職場作りをしていく

共に働くメンバー、続けて通ってくださる患者様、支えてくれる家族

自分の半径3メートル以内の人の幸せを考える

 

人に優しい環境

・人間関係がいい ・残業が少ない ・有給がとりやすい ・給料がいい

・成長をサポートしてくれる ・通勤が便利 など

 

患者様に対して優しい環境になるために

・患者様の斜め前に座る 

・話をする際にはマスク、グローブを外す

・ユニフォームは清潔に、ボタンやファスナーは取れていないか

・丁寧な言葉で、動作の前には声掛けをする

・診療中の言葉遣いや会話に気を付ける

・器具は丁寧に扱う、音が立つと雑で悪いイメージになる

・自主的に行動、判断する(準備や片付けなど)

・カルテ入力は少しでも時間を効率的に

・患者様の立場に立つ 

・笑顔(スマイル&コミュニケーション)を忘れない

 

ワクワク楽しい人材採用・育成

人事の方程式

採用力×育成力×定着力  0がかかるとすべてが0になりえる

どの項目でも少しの妥協をすることで元の人(スタッフや通ってくださる患者様)が困る原因に

なりかねない。

採用力→ペルソナ(仮面)

・明るい人→前向きで積極的

・優しい人→人を大切にする

・楽しい人→心からの笑顔がいい顔

・個性的な人→想像力がゆたか

・かっこいい人→夢を持ってチャレンジしていきたいと思っている  

        周囲から憧れられる などを見ていく

いろんな目線で見ていくためにも3人以上での面接がふさわしい

育成 定着力

・全体ミーティングをする。

司会者 書記をたてて行う

プロジェクトチームを作ってチーム力を固めるために会話をしたり発表を行う

インプット・アウトプットの重要性→書いたり話したりすることで頭の中に入る  

・激情型リーダーにならないように。

寄田先生は「採用や教育は目に見えないものだからこそ最も力を入れている。開業直後に歯科衛生士

3人全員が突然その日限りで退職 当時、歯科医師としての技術習得ばかり考え人材教育に目を向け

られていなかった。経営者、院長としては未熟だった。あの辛く苦い経験があったからこそ今が

あります。今はスタッフに支えられ、本当にありがたく感じている。」と話されていました。

恐怖で人は動かない

圧力や恐怖を人に与えないように言葉使い、態度、行動を気を付ける

まず下を責めるのではなく自分を責める

話を最後まで聞く。99%ではなく100%最後まで聞ききとる

誰と働きたいか、ここで働きたい、この人の下で働きたいを増やすことが大切。

 

感想

このセミナーにいかせていただいて、自分の半径3メートル以内の人の幸せを考えるという言葉が印象

に残っています。歯科衛生士として患者様の口腔内の健康を守るためにも知識や技術的に成長していく

のもちろんですが、身近にいるスタッフや通ってくださっている患者様のことをしっかりと考え思い

やりをもって行動していきたいと改めて思いました。

                               衛生士 加藤   

  2018/12/09   ふくだ歯科
タグ:労働環境

「摂食嚥下のメカニズム」について、勉強会で発表して

摂食嚥下の5期  

1.先行期  食べ物を認識する    

  食べ物を口へ運ぶ前の段階。目の前にある食べ物の形や量、質を確認して、口へ運ぶ量や速さ、

  噛む力を判断し、唾液の分泌を促す。  

2.準備期  食塊を形成する    

  取り込んだ食べ物を飲み込みやすい形態に整えるため、口唇や舌、頬、歯、 下顎などを巧みに

  動かし、噛み砕いて、まとめていく。そこへ唾液を混ぜ合わ せることで、飲み込みやすい形状

  がつくられる。これを「食塊形成」という。  

3.口腔期  食塊を咽頭へ送る    

  準備期で形成された食塊が舌の動きにより少しずつ後方の咽頭へ送り込まれる。    

  この段階が、嚥下をスタートするきっかけとなる。  

4.咽頭期  食塊を食道へ送る    

  食道入口部が拡大し、咽頭に送られた食塊を咽頭周囲筋と奥舌で食道の入口へ 絞りながら送り込む

  という、まさに「嚥下そのもの」が起こる。このとき、食塊が食道以外の器官に入り込むのを防ぐ

  ため、さまざまな器官がはたらく。                                     

           ↓                

 (舌骨・喉頭・軟口蓋・喉頭蓋・喉頭前庭・声帯)  

5.食道期  食塊を胃まで送る    

  嚥下された食塊が食道の蠕動運動により、胃まで送り込まれる。食塊の逆流を防ぐため、ここでも

  さまざまな器官がはたらく。                 

        ↓

    (舌・軟口蓋・食道)

 

その症状、あの器官の機能に問題があるのかも?  

Q1:口腔内に食物残渣が多く残ってしまうのは、なぜ?  

 A:舌や頬の筋力が低下している可能性がある。      

  Check!・舌下神経麻痺などで舌の緊張性がなくなっていないか      

      ・舌の左右・上下運動が衰えていないか

      ・タ行やラ行の発音が悪くなっていないか             

Q2:食べ物がパサパサしてのどに引っ掛かるのは、なぜ?   

 A:唾液分泌量の低下が影響していると考えられる。      

  Check!・唾液の分泌は十分か      

     ・口腔が乾燥していないか  

Q3:唾液が垂れがちなのは、なぜ?    

 A:口唇に麻痺がある可能性がある。      

  Check!・口唇の緊張性がなくなっていないか       

     ・意識レベルが低くなっていないか   

Q4:口腔内に唾液が溜まってしまうのは、なぜ?    

 A:舌が麻痺している可能性がある。    

  Check!・舌の緊張性がなくなっていないか       

     ・意識レベルが低くなっていないか       

     ・唾液分泌を促す薬剤を服用していないか     

Q5:食べ物が口蓋に引っ付いてしまうのは、なぜ?    

 A:唾液分泌、舌の運動性の低下が考えられる。      

  Check!・唾液分泌は十分か       

     ・口腔乾燥はないか      

     ・舌運動は悪くなっていないか   

 

【感想】   

「食べること」にはさまざまな器官がかかわっています。舌の動き、口唇の動き、 顎の動き、唾液分泌

状態など、摂食嚥下に障害があるかを総合的に見ていく ことは容易ではないが、患者さんからの情報と

観察をもとに原因を探り、 スムーズな食事ができるようサポートしていけると良いと思いました。

                             衛生士 赤木

  2018/10/31   ふくだ歯科
タグ:摂食嚥下

「機能する細菌(歯肉縁上)」について、勉強会で発表して

最近の研究によって“病原菌”単独の働きによるものではなく、口腔常在菌の“協力(チームワーク)”によ

って、う蝕や歯周病が引き起こされることが分かってきました。プラークをお口の中の生態系と捉え、

細菌たちの“チームワーク”でう蝕や歯周病が起こるメカニズムを解説します。(生態学的プラーク説)

 

① プラーク中はどんな環境?

  歯肉縁上は常に唾液で覆われ、酸素も浸透しやすい環境です。食事の時には、糖などの栄養素が多量

 に供給されます。特に糖は細菌の栄養源として優れており、歯肉縁上には糖を利用してエネルギーを

 得て生きている多くの通性嫌気性細菌が生息しています。

② う蝕を引き起こすまで

  細菌たちが代謝すると環境に変化が起きる 

 歯肉縁上プラークにStreptococcusやAccinomycesといった細菌はすべて糖を代謝し酸を産生します。

 また、細菌の代謝にともなって環境中の酸素が消費されてしまうので、プラーク中は嫌気的になり

 やすくなります。

  頻繁に糖が摂取されるorブラッシングが行われないと、疾患が発症する

  糖を頻繁に摂取すると歯肉縁上プラークPHの回復が遅れ、PHの低い状態が続くようになります。

 これによって歯表面の脱灰も起きやすくなりますが、同時に細菌の酸生産機能を増強させることに

 なります。ただし、細菌が自ら創り出した酸性環境が細菌にとっても好ましい環境ではありません。

 酸性環境では重要な代謝酵素や遺伝子が変性し、死(酸性死)に至ることになるため、細菌は様々な

 対抗策を打ち出します。その結果、細菌たちは自ら創り出した酸性環境で生き延びることができると

 ともに、糖から酸を産生する機能が増強し、う蝕誘発能が高まることになります。このように酸性

 環境に応じて酸生産能の増強することを「酸適応」といい、酸適応によって酸生産能が増強すると、

 やがて脱灰が再石灰化を上回り、初期う蝕病巣が生じると考えられます。

  変化した環境で生き残る細菌が疾患を進行する

  一度う蝕病巣が確立すると、酸性環境はより持続するようになります。酸適応には限度があり、

 やがて酸性環境に弱い細菌から順番に、増強が阻害され、代謝が阻害され、酸性死に至ります。

 その結果、厳しい酸性環境でも増強し酸を産生し続ける細菌が生き残ることになります。酸性環境に

 耐える性質のことを「耐酸性能」といい、酸性環境が細菌の耐酸性能を応じて細菌を選択することを

 「酸選択」といいます。耐酸性能が高く、酸選択で生き残る代表的な細菌がMS菌やLactobacillas

 (乳酸桿菌)です。

  う蝕は多くの細菌が機能した結果

 う蝕は歯肉縁上という環境における細菌たちみんなの機能によって生ずること、すなわち、細菌の

 機能が環境を変え、それに細菌が適応する(酸適応)とともに環境をさらに変え、やがて環境によって

 生息できる細菌が選択される(酸選択)ことでう蝕が進行します。このう蝕プロセスでは、歯肉縁上

 プラークに生息するどの酸性生菌であってもう蝕発症に関わると考えられ、言い換えると、細菌の

 種類ではなく、細菌の機能が重要であることが分かります。

 

〈まとめ〉

  う蝕を初期段階で食い止める方法の一つとしてプラーク内の酸性環境が持続しないようにすることが

 大切です。1日に数回の食事で一時的に酸性環境になることは避けられませんが、間食の食べ方や

 ブラッシングに注意し、適切にフッ化物を用いることで、う蝕の予防は可能です。

                               衛生士  関口

  2018/10/24   ふくだ歯科
タグ:虫歯予防