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スタッフレポート

スタッフによるレポートを掲載しています。

「加齢にともなうリスクをカバーする」について、勉強会で発表して

◎年齢とともに口腔に現れる4つのリスク

1.歯肉の退縮  

 加齢とともに歯槽骨が痩せ、歯肉退縮が現れます。また、歯周病に罹患している場合、歯肉退縮は

 加速します。さらに、歯肉退縮により象牙質が露出すると、根面う蝕のリスクも高まります。

 オーバーブラッシングにより露出した象牙質には摩耗がみられることも多いです。

2.唾液分泌量の低下  

 加齢や薬の副作用、咬合力の低下などが原因で唾液分泌量が減少し、口腔内の自浄作用と緩衝作用が

 低下します。口腔内が乾燥するドライマウスはう蝕や歯周病の進行、細菌の繁殖による口臭の原因に

 もなります。

3.口腔機能や味覚の低下  

 口腔機能低下のはじまりは「オーラルフレイル」と呼ばれ、老化のはじまりを示すサインとして注目

 されるようになってきました。症状としては、滑舌の低下やむせ、食べこぼし、噛めない食品の増加

 などが挙げられます。オーラルフレイルの後につづく口腔機能低下症には口腔不潔、咬合力低下、

 咀嚼機能低下、舌口唇運動機能低下、口腔乾燥、低舌圧、嚥下機能低下が挙げられます。

 また、偏った食生活による亜鉛不足も味覚障害の原因の一つです。

4.治療跡の増加  

 修復物の天然歯質の境目はプラーク付着因子となり、補綴物が多ければ、う蝕や歯周病の発症リスク

 も高まります。高齢者は、長く生きている分、う蝕や歯周病にかかった経験が多いので、補綴修復物

 が入っている確率が高くなります。

 

◎リスクをカバーするセルフケアのアドバイス

1.できるだけシンプルな口腔ケア  

 *セルフケアグッズの選び方   

  ①安全に使えるか   

  歯肉を傷つけたり歯肉退縮を助長したりしてしまう清掃器具ではないか、患者さんの磨き癖を含め

  て確認します。クレフトやフェストゥーンなどの歯肉の形態変化を見逃さないようにしましょう。

  ➁単純に使えるか   

  高齢者のセルフケアでは特に重要な項目です。加齢とともに根気が無くなるのが一般的ですので、

  清掃器具の種類を増やしすぎないように工夫しましょう。  

  ③短時間でできるか   

  歯を摩耗させないために大切な項目です。“お風呂に入りながら”“テレビを見ながら”などの「ながら

  磨き」はオーバーブラッシングの原因になるかもしれません。歯を摩耗させないために力が加わり

  すぎて磨きすぎにならないように注意しましょう。

2.唾液の分泌量の低下を補い、酸蝕を予防  

 食後の口腔内は歯からカルシウムが溶け出し、酸性に傾きます。酸性状態が続くと、う蝕や酸蝕の

 リスクも高まるため、唾液をたくさん分泌させ、臨界pH以上に戻すことが予防につながります。

3.機能低下を補い、舌苔を清掃  

 ご家族に口臭を指摘される患者さんは少なくありません。そして、その原因の6割が舌苔だと言われ

 ています。舌苔は口臭の原因の他に味覚低下の原因になります。舌クリーナーで掻き取るか口腔ケア

 タブレットを舐めてもらいましょう。

4.オーラルフレイルの予防  

 唾液分泌量が低下している患者さんには、唾液腺マッサージをしていただくといいでしょう。まず、

 患者さんの背後から術者が実際に唾液腺をマッサージし、唾液の分泌を実感してもらいます。その

 あとご自分でマッサージをしてもらいます。食前に耳下腺、顎下腺、舌下腺を5〜10回マッサージ

 し、唾液分泌を促します。 また、口腔機能維持向上の目的で「あいうべ体操」を1日30回を目安に

 行うよう指導します。舌の筋肉を鍛え、正しい位置に引き上げることで、口呼吸を防止します。

 お風呂の時間に行い、声を出すと喉周辺の筋肉も鍛えられるので、誤嚥防止の効果もあると考えられ

 ます。はじめは舌や頬に痛みを感じることもありますが、加齢によるたるみが改善するなど、女性に

 とっては嬉しい美容効果が期待できることをお伝えすると、モチベーションが高まるようです。

 

感想

 年齢とともに口腔内のリスクは高まるのだと改めて感じました。高齢者の口腔内の特徴をふまえ、

 患者さんに効率的にセルフケアを行ってもらうためにはどのようにサポートをしないといけないか

 考えていきたいです。

                          衛生士 松本

  2020/03/29   ふくだ歯科
タグ:加齢

「口腔機能発達支援」について、勉強会で発表して

離乳期に注目!歯科医院でかかわりやすいチャンス5

日ごろ生活を送るうえで口腔機能が意識されることはありませんが、離乳食期に感じるさまざまな

困りごとこそ、保護者が初めて口腔機能を意識する機会だといえます。

① 噛まない、丸のみする

この主訴で来院する乳幼児の口腔内を診ると、必ず上下の乳前歯以上の歯が萌出しています。保護者は

「前歯が上下生えているのに噛んでくれない。どうしよう。」という気持ちで来院されるようです。

「噛まない」という場合には、一見、「食材を硬くしたら噛む」とか「軟らかいから噛まない」と思い

がちです。実は、食感の異なる材料や海藻類、小魚や食物繊維が多く含まれるものは、口の中に入ると

自然と噛む回数が増えます。ご飯には、しらすでもひじきでも昆布でも、食感の異なる物を混ぜるだけ

で咀嚼回数は変わります。

② 仕上げ磨きが苦手

仕上げ磨きを嫌がるという場合、単に息苦しさが理由であることもあります。乳幼児期の呼吸回数は

成人の約2倍で、嚥下回数も成人よりはるかに多いのです。 子どもは、歯ブラシを近づけると自然と

息を吸い、歯ブラシが口の中に入ると息を止めたり、鼻呼吸をします。そして、口から出すと嚥下し、

息を吐きます。これを利用し、歯ブラシを口に入れてる間、数を数えてみましょう(年齢+2秒が目安

です)。こうすることで、術者が子どもたちの呼吸をコントロールしてあげることになるのです。

このように、歯ブラシの出し入れと呼吸指導を繋げることで、仕上げ磨きを、スキンシップやう蝕予防

はもちろんのこと、機能の発達にも繋げることができます。歯科医院にう蝕の治療に来て何もできない

子に対して、歯ブラシによるブラッシングからスタートすることは非常に重要です。カウントしながら

の仕上げ磨きは、呼吸指導に繋がるだけでなく、タービンやコントラでの治療や予防処置にも繋がり

ます。

③ 口の中に溜め込み、飲み込まない

手全体で物をつかんでいた赤ちゃんは、下の乳前歯が萌出すると、手指が動くようになります。さらに

上の乳前歯が生え揃う時期になると徐々に手指を使って食べ物を口に近づけようとしますが、思うよう

に口の中に入れられず、遊び食べとなり、やがて上手に手づかみ食べができるようになります。

手づかみができるようになると、「食べやすいように」と“一口サイズ”のおにぎりを用意する保護者が

非常に多いです。ただし、この“一口サイズ”は保護者が考えた大きさです。もしそれが口より小さい、

または口と同じサイズだった場合、子どもは詰め込んでしまいます。その結果、多くの乳幼児が次々と

口の中に溜め込んで、飲み込めなくなったり、溜め込みすぎて、えずいてしまうのです。 この場合は、

まず保護者がコンビニおにぎりと同じ大きさくらいのおにぎりを食べるところを見せた後(模倣)、

子どもにかじらせます。この時子どもがかじった量、これがまぎれもなくその子の“一口サイズ”なの

です。一口量は親が決めるのではなく子どもが自ら決めるのです。そのため、かじれるように、口より

大きなおにぎりを作ってもらうのがポイントです。

④ 上顎乳前歯が萌出しているのに、上唇が山型のまま 歯がなく乳児嚥下しかできない新生児や乳児の

多くは山型の上唇をしていますが、舌や口唇機能が発達するにともなって、次第に上唇が平たく口角が

上がるような口元になっていきます。上顎乳前歯が萌出しているにもかかわらず、いまだに「山型の

上唇」のままの乳幼児は、口腔機能の発達不足が疑われます。 山型の上唇をした子では、食事の際、

上唇を使わずに(捕食せずに)食べていたケースが少なくありません。その場合、上唇を使ってまず捕食

をし噛みちぎり、口唇を閉じて咀嚼・嚥下することが重要です。上顎Bが萌出していれば、すでに

手づかみ食べを始めている前後の時期ですが、スプーン食べに戻って、口唇を閉じる動きを練習し直す

のも一つの方法でしょう。

⑤ 保護者がストロー飲みをさせたがる

口腔機能の発達上は、ストロー飲みは必要ありません。舌まで届くストローで飲むことで、舌を前に

出して飲む乳児嚥下が持続され、大切な成人嚥下機能を学習する機会を奪ってしまいます。 また、離乳

食期における最も重要なことは、D(第一乳臼歯)の萌出までに内舌筋を鍛え、嚥下圧を鍛えることで、

これは口蓋形成にも繋がると考えます。内舌筋や嚥下圧は、捕食したりコップから飲もうとする際に

培われます。コップ飲みの際に口唇を丸く包む動きをすると、自然と舌も丸くなりますが、この舌を

丸める動きや食塊形成としてはたらく舌の形を変える動きが内舌筋の動きです。内舌筋の働きによって

舌のボリュームが増し、舌圧(嚥下圧)に関与するのです。 保育環境などの事情からストロー飲みの必要

性がある際には、上顎Aが萌出したら、家庭では少しずつコップ飲みの練習を始めるとよいでしょう。

まずはスプーンで啜って飲む練習から始め、おちょこ、小さいコップなどで徐々に飲む練習を進めて、

内舌筋を鍛えましょう。

 

〈感想・まとめ〉

口腔機能の発達についての知識が少なく、これまで指導したことはありませんでしたが、レポートした

内容で悩まれている保護者の方は多いと思います。むし歯から口腔内を守るだけでなく、さらに広い

範囲でサポートしていけるよう、勉強していきたいです。

                               衛生士 関口

  2020/03/08   ふくだ歯科
タグ:口腔機能

「患者さんにピッタリな指導展開が即わかる!」について、勉強会で発表して

●患者さんの心理的抵抗を起させないようにするため「患者さんにしてはいけないこと」が3点ある。

 患者さんに心理的抵抗を起こす時と、その対策

 1. 望まないことを要求する  

   ・本人が望んでいることに協力する  

   ・「あなたの望みに添いたいと思う」と表明する   

  2. 急激で大きな変化を要求する  

   ・ゆっくり小さな変化から  

   ・優先順位をつけて、一つずつクリアしていく

 3. 選択肢を奪う  

   ・「自分で選んだ」と感じさせる  

   ・選択肢を増やす

 

●モチベーションで患者さんにすべきことは2つ!

 モチベーション:肯定的・具体的な願いを引き出す     

  「歯周病」は否定的なイメージを持っている患者さんが多い。「進行すれば歯が抜けてしまう」

  というような、脅迫的なイメージでは患者さんの意識は長続 きしない。

              ↓     

  「具体的にどうなったらいいか?」と患者さんの望みを、「おいしくご飯が食べ たい」など、

  明るく、目の前に情景が浮かぶような肯定的で具体的な望みと して聞き出す。そして、「ちゃんと

  治療すれば、○○になることができます」 というよに患者さんが言った言葉をそのまま用いる。

   このステップは患者さんの心理的抵抗を取り除き、協力を得る第1のステッ プになる。    

 エデュケーション:願いを叶えるために必要な知識を持ってもらう      

  「健康になりたい」という意識を持ってもらったら、次に必要なことはそれを達成する知識です。

  ➀病気の原因は、細菌でありプラーク(歯垢)        

   患者さんの中には、「食べかす」と「プラーク」を混同している方がいるの で注意が必要。            

  ②プラークコントロールの具体的な目標値        

   原因を取り除く方法は歯磨きで、その目標は磨き残しが20%以下であると説明する。

   【プラークコントロールの目標値はどう設定したらよい?           

    著者の医院では20%以下としていますが必ずしも20%以下にしなけ れば健康を維持できない

    というわけではない。具体的な目標がな いと患者さんが行動できないのでそれぞれの歯科医院

    の状況に合わ せて目標を決めておくとよい。もちろん、医院で一律ではなく、患 者さんの

    リスクに応じて細かく目標値を設定できればなおよい。】     

 上記の2点は、モチベーションの最後にもう一度確認する。確認の方法は、こちらから繰り返し言う

 のではなく、「歯周病の原因はなんでしたか」「健康を維持できる磨き残しは何%以下でしたか?」

 と尋ねる。また、この先の治療においても、来院のたびにこの2点を何度も確認する。

 

感想   

「健康を維持できる磨き残しは何%以下でしたか?」という質問は、歯磨きは「する」 前提で質問

しているそうです。質問の形式をとることで患者さんの無意識の領域に はたらきかけ、行動変容を

引き起こす、心理的に効果的な方法だそうです。 しかし、来院のたびに2点の最低限の知識を確認する

のは、意識を定着させるのに は有効だと思うが、しっかりと患者さんを理解していないと、逆効果に

なることが あるように思う。

                            衛生士 赤木

  2020/02/24   ふくだ歯科

「認知症の発症と歯周病」について、勉強会で発表して

日本人と歯周病

    外国人から日本人の口臭は臭いと思われている。口臭の主な原因は歯周病、歯周病が認知症に悪化

    する研究結果が出ている。 日本は口内ケア後進国。日本に住む外国人100人にアンケートし、日本人

    の口臭にガッカリした人は68人、口臭のせいで日本人とキスしたくない人は43人いた。口臭の原因は

    歯周病の可能性がある。

 

歯周病とは

    歯周病の原因は歯と歯茎の間に生息している細菌。症状は口臭と歯茎の腫れだが自覚症状が現れ

    にくい。歯周病の人は、60代が90%、30~50代は約80%、20代は70%。歯周病は世界で最も患者

    が多い感染症としてギネス認定されている。

 

アルツハイマー病と歯周病①

    アメリカのルイビル大学の研究チームが慢性歯周病の原因細菌がアルツハイマー病患者の脳で確認

    した。また同じチームがマウスに歯周病の原因細菌を感染させた実験を行ったところ、6週間後に

    脳内で歯周病の原因細菌を確認され、アミロイドβも著しく増加していた。アミロイドβとはアルツ

    ハイマー病を引き起こす物質である。 アミロイドβは脳内に蓄積すると、脳の炎症に関わる細胞が

    活性化されて脳内に炎症反応が生じ、結果として正常な神経細胞が破壊されて脳の萎縮が起こると

    されている。

 

アルツハイマー病と歯周病②

    アメリカの製薬会社コルテキシムの研究チームは慢性歯周病の原因細菌が作り出す毒素が96%の

    アルツハイマー病患者の脳で確認した。ジンジバリス菌がタウというタンパク質を分解し、沈殿を

    させていくという。タウタンパク質は中枢神経細胞(脳と脊髄)に多量に存在し、脳の神経ネット

    ワークを構築する神経軸索の機能に必須なタンパク質。タウタンパク質に異常が生じると細胞内で

    不溶性の凝集を作り、軸索輸送がうまくいかず、神経細胞の死を招くという。

    軸索輸送…神経細胞の長い突起である軸索の内部で行われている、活発な生体分子の輸送。軸索の

                      構造や機能の維持に

    必須の役割を持つ。

 

脳への通過と蓄積

    すべての物質は脳内に入る際に、血液脳関門と呼ばれる “関所”を通過しなくてはならない。これは、

     脳へ血液中の有害な物質が入らないようにして、大事な神経細胞を防御する機構である。このように

     脳に行く血管には防ぐ組織があるが、リンパ管は素通りしてしまうためリンパ管で行っていると

     見られているという。また、正常な人でも慢性歯周病の原因細菌によってつくられる毒素がアルツ

     ハイマー病患者の10分の1程度あるという 。 認知症は発症する20~30年前から脳内にアルツ

     ハイマー病の原因物質の蓄積が始まるという。アルツハイマー型認知症の高い発症率を示す年齢層

     は、70歳代である。そのため、認知症の発症予防のためには、遅くとも50歳代で歯周病がコント

     ロールされていなければならない。

 

認知症リスクのその他の要因

    高齢者において、残っている歯が少ないほど、記憶や学習能力に関わる海馬、意志や思考の機能を

    司る前頭葉とよばれる脳の一部の容積が小さくなることが分かっている。つまり、歯を失い物が噛め

    なくなると、脳への刺激が減少して脳の働きに影響が生じ、その結果として、アルツハイマー型

    認知症のリスクが増すということだ。 歯の数が少ないと認知症を発症しやすいというデータもある。

    2003年に愛知県の65歳以上の健常者を対象に、4年間にわたって認知症が発症するまでの日数を

    調べたものによると、歯がなくて入れ歯も使っていない人は歯が20本以上ある人と比べ1.9倍、

    あまり噛めない人はなんでも噛める人と比べ1.5倍、かかりつけの歯科医師がいない人はいる人に

    比べ1.4倍認知症になりやすいという結果が出ている。

 

歯周病による認知症以外の病気リスク

    その他にも歯周病は心筋梗塞・脳梗塞のリスクが2.8倍ある。歯周ポケットから歯周病菌や毒素が

    血管に行き、血管内で炎症を起こし、悪玉コレステロールが発生して血管が詰まる原因になる。肺に

    入ると誤嚥性肺炎、妊婦は早産などが2倍から3倍になるという。 細菌のコントロールはもちろん、

    機能面の改善も含めて、口のなかを良い状態に整えれば、認知症の発症を遅らせたり、予防にも

    つながる可能性がある。しっかり噛むこと、そして歯磨きなどの口の中のケアはとても大切である。

 

【感想・考察】

    歯周病が様々な病気に影響することは知っていたものの、今回のレポートで認知症との関係性に驚か

    されました。特に、歯周病による脳への影響や認知症のメカニズムを詳しく調べることができ、大変

    勉強になりました。だいぶ知られてきているとはいえ、中には「歯が悪くなったら入れ歯にして

    しまえばいい」などと安易に考えている人もおられます。その『歯』が悪くなる前の早めの予防が

    QOLの向上に不可欠なのだと感じました。

                            衛生士 河本

  2020/02/09   ふくだ歯科
タグ:認知症

「中高年女性は口臭に注意」について、勉強会で発表して

日本人の9割の人が自分の口臭を気にしたことがある中で女性は男性よりも2倍臭いという結果出て

いる。 それは女性ホルモンのせいである。 女性には人生3タイミングで口臭の危機がやってくる

① 思春期

② 妊娠・出産

③ 更年期

女性ホルモンがP.intermediaの発育素であることため、女性の思春期や妊娠時にP,intermediaが歯周局所

で爆発的に増加することが影響されている。

今、さらに口臭を悪化させているのは、スマートフォンである。 その原因は姿勢にある。上方向や真正

面を見ているときは歯や舌は動かせるが、スマートフォンなどで下を見ているときは、歯はがっちりと

かみ合い、舌も動かしにくい。そのため口腔機能が低下し、唾液の流れが止まるのである。

『質と流れを良く、清流のようにきれいな唾液を』

口腔機能を向上させるためには乾燥させた昆布がいいと言われている。 1×2cmに切った昆布を口の中

に入れておくと唾液分泌が促進する。 その理由はまず、口腔内に入ったとき異物とみられるため、

生理的に排除するために唾液が出てくる。 その他にも昆布にはメリットがある。

① グルタミン酸(うまみ刺激)

     唾液の分泌量を増やすには、レモンなどの酸味が有効だが、乾いて荒れた口腔内には刺激が強す

     ぎる。その点、うまみは口当たりがマイルドなだけでなく、5つの基本味の中で最も分泌量を増加

     させ、かつ持続時間も長かったのがうまみ(グルタミン酸)刺激であった。その効果は20分以上で、

     酸味刺激よりも長続きした。

② 葉緑素(クロロフィル)

     植物細胞に含まれる光合成色素のことで、これには殺菌効果がある。

③ アルギン酸

     保湿に効果がある

昆布は価格が安いほうが硬くて溶けにくく長持ちする。

その他にもガムが効果的で、特に味がなくなったあとがポイントである。

普段→お口の中でコロコロ転がしておく。

会話するとき→上の奥歯の頬側に張り付けておく。

コロコロさせると舌が動き唾液腺を刺激するため唾液が出る。

口臭白書2019

(口臭測定スコアの基準値をオーバーした割合)

男性:8.3%

女性:17.9% (男性の2倍以上)

その中でも年齢層別にみると

中高齢男性:9.3% に対し

若年女性:11.5%

中高齢女性:24.1%(4人に1人) という結果が出ている。

歯科医院に3か月に一回通っている人は15.9%に対し1年以上通っていない人は65.9%である。

セルフケア意識は高まっているが、口臭測定の基準をオーバーした人は少なくない。

この結果からセルフケアを頑張っても口臭には必ずしも影響はしていないと考えられる。セルフケアにも限界があるため、歯科医院に通うことの大切さを伝えていきたい。

 

《感想》

最近の口臭悪化の新しい原因に、とても身近なスマートフォンが問題にあげられていることを初めて

知りました。私たちは患者さんの磨き方の癖や現状を伝え、自分自身の課題を把握していただくのが

理想だと感じました。

                        衛生士 藤元

  2020/01/26   ふくだ歯科
タグ:口臭

「そのお薬、歯科治療に影響があります」について、勉強会で発表して

1. 飲んでいる薬が歯科治療にも関係することをつねに伝えよう

    患者さんの中には「自分が飲んでいる薬は歯科治療に関係ない」と思って問診票に書いていない方も

    います。また治療の途中から服薬を始めたという方、逆に病気が改善して服薬をやめたということも

    あるかもしれません。薬を服用しているにもかかわらず、そのことを知らないまま治療をすると、

    治療に支障をきたしたり患者さんの体に重大な影響を及ぼしたりすることがあります。患者さんとの

    会話や言動から体調の変化に気づいたら声を掛け、薬の服用の有無を確認しましょう。いちばん大事

    なのは、飲んでいるお薬が歯科治療にも関係することを日頃から患者さんに伝えておくことです。

 

2. 注意したい薬

   ① 抗血栓薬・・・血液を固まりにくくし、血栓で血管がつまるのを防ぐ薬。出血が止まらなくなる点に

                           注意。

          こんな人が飲んでいるかも                                                       

           ・狭心症や心筋梗塞の予防をしている

           ・脳梗塞を起こしたことがある

           ・冠動脈ステント治療を受けたことがある

     特にこの前には注意

           ・抜歯

           ・インプラント埋入

           ・歯周外科処置

           ・縁下でのスケーリング                     

    ② ビスフォスフォネート製剤‥・骨を増やして骨折の予防に使う薬。長期間服用している人は顎骨

                                                         壊死のリスクも。

          こんな人が飲んでいるかも 

          ・骨粗鬆症の予防をしている

          ・骨ページェット病の治療をしている

          ・骨折したことがある

          ・ステロイド治療をしている

        特にこの前には注意

          ・抜歯        

          ・骨隆起の切除術 ・インプラント埋入  

          ・骨縁下ポケットのSRP

          ・歯根端切除術

          ・歯周外科処置  

    ③ 抗てんかん薬・・・脳の興奮を抑えて、てんかんの発作を防ぐ薬。副作用で歯肉の増殖を招く。

          こんな人が飲んでいるかも

          ・てんかんの治療をしている

         *覚えておこう*

            ・歯肉増殖の予防と治療 フェニトインの長期服用による歯肉増殖は、炎症症状に乏しいのが特徴

             です。しかし、口腔の清掃状態が悪いと、歯肉は赤味を増し、炎症症状が生じてきますので

             よく注意してください。歯肉増殖は必ず歯のあるところに発症します。不適合の歯冠修復物や

             う蝕、歯石の沈着など、歯肉に刺激が加わらないように治療することが大切で、場合によって

             は、歯肉切除術を行う場合もあります。

     ④ カルシウム拮抗薬・・・血管の壁の収縮を抑えて血管を広げ、血圧を下げる薬。副作用で歯肉の増殖

                                            を招く。

            こんな人が飲んでいるかも

            ・高血圧の治療をしている

            ・虚血性心疾患の予防をしている

           *覚えておこう*

              ・Ca拮抗薬の中でもジヒドロピリジン系に注意

                降圧薬の中でもCa拮抗薬を選択する症例は多く、ニフェジピンやアムロジピンなどのジヒド

                ロピリジン系Ca拮抗薬は、その代表的な薬剤です。この両薬剤の副作用として、血管の拡張

                に起因する頭痛や、顔面紅潮、浮腫のほか、歯肉増殖があります。

 

〈まとめ〉

患者さんの方からこんな薬を飲むようになったなどと積極的に伝えてくださる方は多くはありません

が、診療中の会話の中では「最近入院した」とか「薬が増えて大変」などいろいろな情報を得られることが

あります。安全に歯科治療を受けていただくためにも、定期的な問診票の確認や、会話の中での情報を

元に患者さんの服薬状況を把握できるようにしていきたいと思いました。

                        衛生士  星島

  2020/01/08   ふくだ歯科
タグ:薬の影響

「バイオフィルムを管理する予防歯科」について、勉強会で発表して

う蝕の最新病因論

⒈ う蝕原性菌

     ミュータンスレンサ球菌は間違いなく最強のう蝕源性菌であるが、21世紀になって、ミュータンス

     レンサ球菌以外の酸産生菌も、う蝕発症に関わっていることが明らかになった。

     <20世紀の常識>

     う蝕原性菌

     ・ミュータンスレンサ球菌

     ・ラクトバチラス

      う蝕誘発性糖質

     ・砂糖(ショ糖)

     <21世紀の常識>

      う蝕原性菌

      ・ミュータンスレンサ球菌

      ・ラクトバチラス

      ・ビフィズス菌

      ・Scardovia wiggsiae 種

      ・Actinomyces 種

      ・Veillonella 種

       う蝕誘発性糖質

       ・発酵性糖質  

           ショ糖、ブドウ糖、果糖、調理デンプン

        砂糖(ショ糖)はミュータンスレンサ球菌が不溶性グルカンを作るために必要であるため、う蝕

        予防の食事指導は「甘い物を避けなさい」であったのである。しかし、新たにう蝕原性菌に加え

        られた細菌種は不溶性グルカンは作らず、歯面に付着したバイオフィルムの中で酸を産生する

        ため、ショ糖が制限されても影響は少ない。

 

⒉ う蝕原性バイオフィルムのMicrobial shift

     う蝕原性菌はショ糖だけではなく、他の発酵性糖質(ブドウ糖、果糖、調理デンプン)を摂取して

     乳酸などの有機酸を産生し、歯を溶かす。ショ糖が制限されても、その他の糖質摂取によって、

     バイオフィルムのpHは酸性に傾く。そして酸性環境を好む菌種が増殖しMicrobial shift が起こり、

     う蝕原性の高いバイオフィルムへと変化してしまうのである。

   「甘い物を避けなさい」の食事指導は変わらなければいけない。調理デンプンもMicrobial shift の要因

     となるため、麺類や粉物にも注意が必要。

 

⒊ う蝕の治療

    21世紀になって、う蝕という疾患は「脱灰と石灰化のバランスが偏っている状態であり、う蝕=

    う窩ではない」という考えが浸透した。脱灰因子と防御因子(脱灰を防ぎ石灰化を促進する因子)の

    間のバランス崩壊が、う蝕の発生原因である。 このバランス崩壊はバイオフィルムの周囲環境(特に

    栄養環境)の変化によるMicrobial shift が原因である。

    疾患の治療は病因除去である。う蝕の原因はMicrobial shift であるため、高病原化したバイオ

    フィルムを低病原性に戻すことがう蝕の治療である。つまり、脱灰因子を減らし、防御因子を増やす

    ことであり、削って詰めることではない。 改善すべき脱灰因子は、食事内容・回数(バイオフィルム

    栄養環境)とう蝕原性菌量(バイオフィルムの量)である。また、含嗽剤や唾液分泌刺激などにより

    バイオフィルムのpHを中和に向かわせる工夫も必要である。防御因子の強化には、フッ化物による

    歯質強化、クロルヘキシジンによる殺菌、フィッシャーシーラント処置、生活習慣指導、あるいは

    早期治療などの対応が有効である。

    Microbial shift

    バイオフィルムを取り巻く栄養、温度、嫌気度、pHなどの環境変化によって、細菌達にとって好ま

    しい生育環境がもたらされることにより起こる常在菌。Microbial shiftによりバイオフィルムと歯・

    歯周組織の間の均衡が崩れ、う蝕や歯周病が発症・進行する。

 

感想

    う蝕の予防には脱灰と石灰化のバランスが大切なことが分かりました。防御因子の強化ではフッ素

    塗布をよく行っていますが、患者さんの中にはフッ素を塗っていれば大丈夫と思っている方もいる

    かもしれないのでフッ素の効果に加えて普段の生活習慣、食事習慣についても少し触れていけたら

    と思いました。

                                     衛生士 松本

  2019/12/31   ふくだ歯科
タグ:虫歯予防

「本当に害が少ない?加熱式タバコの実態」について、勉強会で発表して

近年、新しいタイプのタバコ製品群(いわゆる“新型タバコ”)の開発・販売が拡大し、非喫煙者においては

実態が把握しにくい状況です。新型タバコには、各種フレーバー入りの液体を加熱してエアロゾルを

発生させ吸引する「電子タバコ」と、電気的にタバコの葉を加熱したエアロゾルを吸う「加熱式

タバコ」があります。今回は、なかでも注目を浴びている加熱式タバコについて、その特徴や健康被害

などの問題を解説します。

さて、加熱式タバコは、紙巻タバコと比べクリーンで健康に悪くなさそうなイメージがあると思い

ます。それは、おそらく比較的副流煙が少なくヤニ臭さも少ないと広告・宣伝されているからで

しょう。では、本当に加熱式タバコは人体に安全なのでしょうか?

加熱式タバコから発生する有害科学物質に関する情報は、製造・販売元であるタバコ産業からのものが

多いのですが、それらは有害成分の低下が主張されています。たしかに、有害化学物質の発生量は紙巻

タバコに比べれば少ない製品が多いですが、発生する化学物質の種類は大差なく、有害性が比較的低い

科学物質も含めた総重量としても大差ありません。さらに、濃度は低いものの多種類の発がん化学物質

も発生します。

紙巻タバコの喫煙者が加熱式タバコに切り替えたことで「自分は禁煙した」と誤解しているケースが

報告させています。加熱式タバコは、紙巻タバコと異なり、パッケージにニコチンやタールの量は表示

されていません。ですから、ニコチンがどのくらい含まれているかが消費者に伝わりにくいのです。

分析では、いずれの製品も依存性の高いニコチンを相当量吸引することが可能であり、喫煙継続に

つながると考えられます。

これまで家庭内などのベランダや換気扇の下で紙巻タバコを吸っていた人が、屋内で子どもを含む家族

の前で加熱式タバコを使用するケースの増加も報告されています。しかし、加熱式タバコの受動喫煙が

健康へ悪影響を及ぼさないとの確認はされていません。使用者周辺での気道刺激や不快感を含む自覚

症状の訴えは報告されています。受動喫煙曝露を防ぐために、加熱式タバコも従来のタバコ同様の対策

が必要です。

加熱式タバコや電子タバコの使用による歯科領域への影響は、いま現在エビデンスが十分に得られて

いるとはいえません。しかし周知のとおり喫煙そのものは、口腔衛生関連においてもさまざまな悪影響

を引き起こします。口腔・咽頭がん、歯周病、う蝕、歯の早期喪失、インプラントの失敗、歯肉の

メラニン色素沈着、口臭などを引き起こすことが、疫学的に証明あるいは可能性があるとされて

います。歯科は、比較的若年のうちから継続的に繰り返し患者さんを診る機会があり、さらに、口腔は

悪影響を直接本人も一緒に観察することができる部位です。ですから、歯科で患者さんの喫煙状況を

把握し、禁煙の動機付け支援や禁煙外来の紹介・誘導などといった継続した介入・指導が求められ

ます。

 

〈感想〉

加熱式タバコに対して「害が少ない」「禁煙の第一歩」というイメージがありましたので、今回の

レポートでは初めて知ることが多くありました。同じようなイメージを持っている方はたくさん

いると思います。患者さんだけでなく、自分の周りの方にも正しい情報を伝えていきたいです。

                               衛生士  関口

  2019/12/15   ふくだ歯科
タグ:喫煙

予防歯科Q&Aについて、勉強会で発表して

食品に関する質問  

Q:キシリトール入りのガムには多くの種類がありますが、市販品と歯科専売品でどのように違いが

       あるのでしょうか?  

A:歯科専売品は市販品と比べて,う蝕予防効果の向上が期待されます     

      チューインガム(ガム)     

      もともと主にその味と爽快感を楽しむ嗜好品として消費されていた

                   ↓     

      1990年頃から砂糖ではなく代用甘味料が添加された製品が多く販売されるように なった

    (国民の健康意識の高まりを受けて)  

      ガムに添加される代用甘味料

   キシリトール

   ソルビトール

   アスパルテーム     など

       * プラーク中の細菌による発酵性が低く、う蝕の原因となる有機酸が ほとんど産生

                              されないという特徴がある

            * ガムを噛むことにより唾液の分泌が促進される

               ↑     

                       代用甘味料を添加したガムの常用がう蝕を予防すると考えられる

          多くのガムでは複数の代用甘味料がさまざまな割合で配合されている

                     (人々の嗜好に合う甘さにするなどの目的)    

        最近では、代用甘味料以外に

      リン酸化オリゴ糖カルシウム(POS-Ca) カゼインホスホペプチド(CPP-ACP)

                ↑

                                エナメル質の再石灰化を促進させる

      歯科専売品にはリン酸化オリゴ糖カルシウム、カゼインホスホペプチドなどの 成分や

              キシリトールの配合を高めたもの、フッ化物を加えたものがあり、市販品 と比べてう蝕

              予防効果の向上が期待されている。

 

歯磨剤に関する質問   

Q:患者さんから、「歯磨き粉の研磨剤が歯を削ると聞いたから、使いたくない」と 言われました。

      実際、どうなのでしょうか?    

A:一生使っても、健康障害が出るほど歯面が削られることはありません   

      実験では清掃剤(研磨剤)は歯を削るが、一生涯使用しても健康障害が出るほど削れることはない

                 ↑        

      歯ブラシの毛の硬さ、ブラッシング圧のほうが研磨性に影響する  

    日本で販売されている清掃剤の配合割合は、ペーストタイプの歯磨剤では10~60%ですが、現在の

      製品の配合量は以前より少なく、研磨性が低く抑えられている。清掃剤無配合のジェルタイプは、

      歯根露出や知覚過敏などで歯面への刺激を抑えたい患者さんに利用できる。    

 

【感想】    

この「Q&A」は、今話題になっていることや、患者さんから質問されて説明に困ったことなどの疑問

に現在のエビデンスをもとに答えられているので、参考にしていきたい。

                       衛生士 赤木               

  2019/12/04   ふくだ歯科
タグ:予防歯科

「虫歯リスクが激減!?発見!新歯みがき法」について、勉強会で発表して

虫歯予防の強い味方!歯みがき粉の“フッ素” .

日本で初めてフッ素配合の歯みがき粉が登場したのは昭和23年のこと。 今では9割の歯みがき粉に

フッ素が配合されている。 歯磨き粉がフッ素配合かどうかを調べるには、商品の原材料名を確認し、

「フッ化ナトリウム」または「モノフルオロリン酸ナトリウム」と記載されていればフッ素が配合

されている。

そもそも虫歯は、口の中にいる細菌が引き起こすと言われている。 食べ物や飲み物に含まれる糖質を

エサに、ミュータンス菌などの虫歯菌が酸を作り出し、その酸が歯に含まれるカルシウムなどを溶かし

てしまうことによって生じる。 歯が溶けると、唾液に含まれるカルシウムなどが歯を修復する。これは

再石灰化と呼ばれている。このときフッ素が唾液中などに含まれていると、再石灰化が促進、さらに

フッ素が唾液中のカルシウムなどと反応して酸に溶けにくい物質を作り、その物質で歯の表面が

コーティングされたような状態になる。すると虫歯菌が酸を出しても、歯が溶けにくくなる。

 

スウェーデンで発見!新★歯みがき法

1995年にスウェーデンの研究者たちは“イエテボリ テクニック”と呼ばれる新たな歯みがき法を

発表した。実験によると、通常の歯みがき方法と比べて、虫歯の予防効果が40%以上高いことが

わかった。その最大の目的は、歯みがきの後に口の中にフッ素を残すことである。

現在スウェーデンの歯科医院などで指導されている歯みがき方法のポイント

<ポイント1>

  フッ素配合の歯みがき粉をたっぷりと使う(目安は2cm)

<ポイント2>

  歯全体に歯みがき粉が行き渡るように意識して2分程度歯みがきを行う

<ポイント3>

   口の中の泡などをしっかり吐き出したあと、口をゆすがない ゆすぎたい場合は水を少量にして、

      回数も少なくする

<ポイント4>

      歯みがきのあと、2時間飲食をしない(最低でも30分)

歯みがき後の唾液中に残るフッ素濃度とゆすぎの回数との関係

ただしイエテボリ テクニックの対象年齢は12歳以上。 小さいお子さんにはオススメしない為、

注意する。 また、フッ素がインプラントに与える影響についてはさまざまな研究があり、心配な方は

主治医に相談すると良い。 歯みがき粉は使用上の注意にしたがって使用する

 

歯の健康を守る!「プロケア」のすすめ

スウェーデンでは多くの人が、虫歯はなくても、定期的に歯科医院を訪れ、歯科衛生士による「プロ

フェッショナルケア(通称プロケア)」を受けている。 虫歯や歯周病を引き起こす細菌は、口の中に

たまった歯垢を住みかにしている。歯科衛生士は特殊な器具を使い、普段の歯みがきではなかなか

取りにくい、歯と歯ぐきの間にたまった歯垢も丁寧に取り除く。プロケアを受けると、虫歯や歯周病の

リスクが大きく減ると言われている。 (予防を目的としたプロケアは、保険の適用外。だだし歯や

歯ぐきの健康状態によっては、保険が適用となる場合もある。)

フッ素は安全か?

フッ素は一度に過剰に摂取したり、長期間に渡って大量に摂取し続けたりすると、悪心・嘔吐や、歯や

骨に異常が出るなどの中毒症状が起こることが報告されている。そのため、海外ではフッ素摂取量の

上限を決めている国もある。この番組ではアメリカの医学研究所が1997年に発表した摂取許容量

(9歳以上で1日10mg)を紹介。 これに対し、歯みがき粉2cm(約1g)に含まれるフッ素の

量は、およそ1mg。スウェーデン式の歯みがき法を1日数回行ったとしても、口に入れたフッ素の

ほとんどは吐き出されるため、フッ素による悪影響は出ないと考えられる。フッ素入りの歯みがき粉

は、適切に使う事で虫歯予防の効果が期待できる。

 

【感想・考察】

患者さんに「歯磨き後のうがいは少ない水で」とお伝えする機会は何度もありましたが、それがどれ

だけの効果をもたらすかは分かっておらず、この番組を見て、うがいによるフッ素濃度の低下率に愕然

としました。今までの「歯磨き後はうがいをするものだ」という共通認識は、子供の頃からの刷り込み

によるものだったのかもしれないなと感じました。 ただ、患者指導においては、効果をお伝えしつつも

感情や体調に十分に配慮を示し、お話ししていけたらいいなと思いました。

                                         衛生士 河本

  2019/11/04   ふくだ歯科
タグ:歯みがき