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スタッフレポート

スタッフによるレポートを掲載しています。

「あなたのペリオは最新ですか?」について、勉強会で発表して

 

<病因・発症に関するQA>

Q.歯周病菌はむし歯菌(ミュータンス菌)と同じように、幼児期に母親からうつる?

 

A.×

  家族からうつったと推測されるケースもあるが、接触感染の可能性は生涯ある。

歯周病菌は ①家族間(食べ物を介した日常的な間接唾液感染) ②キス等による直接感染 ③他人との食物を介した偶発的唾液感染が挙げられる。

 

Q.口の中に歯周病菌がいない人は歯周病にはならない?

 

A.×

  悪性の高い菌がいなくても歯磨きができてなければ歯周病になる。

しかし、不潔性歯周炎は清潔にすればいいだけなので、超音波スケーリングだけで随分良くなる。

 

Q.プラークの量の多い/少ないだけが問題?

 

A.×

  プラークの量だけでなくそれがどんな性質かも重要!

P..菌の類型には、その線毛の形から、Ⅰ型、Ⅰb型、Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅳ型、Ⅴ型、Ⅵ型の遺伝子型の違いがある。中でもⅡ型は最も悪質で、重度歯周病患者からの検出率が高くなっている。このⅡ型が検出されると、歯周病発病危険率は44,4倍。これは喫煙の4.75倍を大きくしのぐもの。プラークに含まれるP..菌がどういう性質のものかによって、歯周病治療計画は大きく左右される。

 

<リスクファクターに関するQA>

Q.タバコを吸う人は歯周病になる?

 

A.×

  タバコを吸う、というだけでは歯周病にはならない。

タバコを吸う人は、歯周病が進行しやすくなるが、口腔内に歯周病菌がいない人や頑丈な歯周組織をもっている人は、タバコを吸っても歯周病になりにくい。

 

 

<最新ぺリオの結論>

Q.歯周病は治る病気?

 

A.×

  治す事は可能だが、様々な理由で再発しやすい事がある。

患者さんの症状が落ち着いても油断大敵!歯周病の再発はよくある。継続したメインテナンスで再発を防ぎましょう。

 

<感想>

 他にもQAがありましたが、一部を抜粋して挙げています。最後に挙げている文で、改めて、歯科衛生士と患者さんの力で歯周組織の維持、コントロールが必要であると思った。             衛生士 千田                                                                                             

  2013/09/09   ふくだ歯科
タグ:歯周病

「マイナス1歳からはじめるむし歯予防」を読んで(2)

 家族から子どもにできるかけがえのない贈り物

子どもにとって最先端のむし歯予防=プライマリー・プライマリー・                        プリベンション(一世代前からの予防)

 

お口の中がハイリスクな妊婦さんにとって、キシリトールは強い味方。

 

キシリトールの選び方・食べ方のついて

《キシリトール製品の選び方》

①歯科専用がベスト

 歯科専用のキシリトールガムは甘味料にキシリトールを100%使って     います。(市販のキシリトールガムはキシリトール50%)

②含有量の表示を確認

③含有量が書かれていない場合、【糖質0g】であることと、炭水化物とキシリ トールの分量が限りなく近いものを選ぶようにします。

 

 

 

 

《キシリトールガムの食べ方》

1日5~10gの量を3回以上に分けて摂取するとむし歯予防に効果的

3ヶ月間続けるとお口の中に変化がでてくる

継続的に食べていれば、中断しても予防効果はしばらく持続する

 

 

 

 

 

 

妊娠期に食べてもキシリトールは安全

2つの国際機関(FAOとWHO)の合同食品添加物専門会議(JECFA)によると 1日の許容摂取量についてキシリトールガムに関しては特定せず、と定義      =キシリトールガムは何個食べても大丈夫

                                            感想・まとめ

「マイナス1歳からはじめるむし歯予防」は妊婦さんだけを対象とした感染予防 対策ではありません。将来結婚・出産を経験する女性はもちろん、旦那さん、  おじいちゃん、おばあちゃん、家族みんなで取り組む健康増進法だと言えます。

これから生まれてくる赤ちゃんへのかけがえのない贈り物として「マイナス1歳 からはじめるむし歯予防」を実践することは、将来への安心であり、親としての 責任ではないかと思いました。

                            衛生士 関口              

  2013/08/04   ふくだ歯科
タグ:虫歯予防

「マイナス1歳からはじめるむし歯予防」を読んで(1)

 

“感染症”であるむし歯について

 

 ●子どものむし歯はむし歯菌が口の中に感染することから始まる。

 

          ↓(感染した後)

 

   砂糖の食べ方や歯みがきの習慣によってむし歯菌の数が増加して、

 

むし歯になりやすい状態になる。

 

  

 

   ●むし歯は感染症だが、むし歯菌の感染だけで発症するわけではない。

 

    むし歯には2つの段階がある。

 

      ステップ1 「菌がうつる」段階      感染症

 

      ステップ2 「菌がうつったあと」の段階  生活習慣病

 

 

 

   ●むし歯菌が感染しやすい時期、特に注意したほうがよい時期。

 

     むし歯の定着時期は「歯が生えたあと」。

 

生後1歳7ヶ月~2歳7ヶ月は特に感染しやすい時期である。

 

 

 

むし歯菌の感染を防ぐための基本

 

   歯科医院でのクリーニングを定期的に受ける

 

→お口の中のむし歯菌の量を減らすため

 

   子どもと同じ箸やスプーンを共有しない、噛み与えをしない

 

→唾液によるむし歯菌感染を防ぐ

 

   お砂糖が入った食べ物や飲み物を控える

 

→むし歯菌が口の中に感染するときに、砂糖がすでにあると

 

むし歯菌がすみつきやすくなるため

 

  

 

 日常生活で、禁止づくめで成果を上げるのは極めて困難な時代。

 

          ↓ (発想の転換)

 

   子どもにうつる前にお母さんのお口の中にいるむし歯を

 

「感染しても、お口の中にすみつきにくい菌」に変えてしまう。

 

 

 

感染を予防するための心強い味方とは?

 

      キシリトール・・・「むし歯菌の質を変える」働きがある。

 

●むし歯菌(ミュータンス菌)には、悪玉ミュータンス菌と

 

 善玉ミュータンス菌の2つがある。

 

悪玉ミュータンス菌:がんこで歯からはがれにくい

 

善玉ミュータンス菌:歯からはがれやすい

 

 

 

 あらかじめ口の中にいる菌の質を歯からはがれやすい状態に変えておけば、

 

 万が一お母さんから子どもへうつっても安心。

 

 

 

●妊娠中に口の中の悪玉菌を善玉菌に変えておくことが大事。

 

    そのためキシリトールが活用できる

 

●歯垢が落としやすくなるので、歯磨きもラクになる

 

●ネバネバしていた口の中がさらさらになる。

 

 

 

妊娠中からキシリトールを食べるとどうなるか?

 

 研究結果で明らかになった効果

 

  効果その1 お母さんから子どもへのむし歯菌感染を防ぐ。

 

  効果その2 むし歯菌が口の中にすみつく時期を遅らせることができる。

 

 

【感想】

 

この本でむし歯は感染症生活習慣病といわれ、あらためてその言葉におそれ

を感じました。予防法では同じ箸やスプーンなどの共有はさけるとか、砂糖の

入った食べ物・飲み物は控えるなどありましたが、いくら気をつけていても

日常の生活では限界があります。禁止項目を連ねるのではなく発想の転換を

してあらたな解決方法として、キシリトールをうまく活用し効果を上げること

に共感しました。また、子どもへのむし歯の影響は妊娠中からも始まっている

ので生まれる前からの指導も十分におこなっていく必要があると思いました。

 

                            衛生士 赤木

 

  2013/07/21   ふくだ歯科
タグ:虫歯予防

「あの人のお口がにおったのはナゼ?」を読んで(2)

第4章 歯周病になると何が起きる?

 

●歯周病には2つの段階がある

 

   「歯肉炎」…初期の段階。歯茎に炎症が起きた状態。

 

    「歯周炎」…歯茎だけでなく、歯の奥にある組織に炎症が広がった状態。

 

●歯周病は、歯がグラグラになるまで痛みがない

 

→だからなかなか気付けない = サイレント・ディジーズ

                               (静かに進行する病気)

 

●歯周病でお口がくさくなるのは、ポケット内のエサを食べた歯周病菌が

 

  オナラをするから!

 

 

 

第5章 歯周病が他の病気の原因に!?

 

歯周病が身体に及ぼす影響

 

●心臓の病気…狭心症・心筋梗塞

 

●脳の病気…脳梗塞

 

●妊婦さんの病気…早産・低体重児出産

 

●その他…糖尿病、誤嚥性肺炎、関節炎、腎炎、

          メタボリックシンドローム、骨粗しょう症

 

◆歯周病の菌は、血管を通って体の中に入っていく。

 

お口だけでなく、体にも悪さをすることがわかっている。

 

◆歯周病の人が病気になる確率    

 

 (例)心筋梗塞…2倍   低体重児出産…7倍

 

 

 

第6章 歯周病はどうやって予防する?

 

歯周病になりやすい人

 

      ◇たばこを吸っている人…ニコチンのせいで歯茎に栄養がいかなくなる。

 

                                              細菌と戦う体のチカラが弱まる。

 

      ◇糖尿病の人…免疫の機能が下がり、歯周病菌に負けてしまう。

 

      ◇骨粗しょう症の人…骨がスカスカになる病気で、歯を支える骨にも影響

                        が出る。

 

      ◇妊娠期・思春期・生理中の女性

 

         …この時期に多く分泌される女性ホルモンが、歯周病菌のエサになる。

 

      ◇更年期の女性…女性ホルモンの分泌が減ることで唾液の量が少なく

                    なり、細菌が増えやすい環境になる。

 

  ◇歯並びや噛み合わせが悪い人…一部の歯に負荷がかかることで、

                                  歯の周りの組織に一時的に血が通わなく

                                  なり、歯周病を悪化させる。

 

    ◇家系に歯周病の人がいる…免疫の力が歯周病菌に対してのみ弱い、

                              という人がいる。

                                                 その体質が遺伝する場合がある。

 

  ◇高齢の人…細菌と戦う免疫の力が加齢とともに弱くなる。

 

  ◇メインテナンスに通っていない人

 

…歯周病の原因になるバイオフィルムが常に口の中にある。

 

 

 

歯医者さんで行なう主なリスク評価の項目

 

●ポケットの深さ5ミリ以上の部位が何ヶ所あるか

 

●プロービングしたときに、血が出るところがどのくらいあるのか

 

●歯を支える骨の溶け具合

 

●28本の歯のうち何本を失っているか

 

●全身疾患・遺伝の有無

 

●生活習慣(たばこや食生活など)

 

 

 

 

 

予防方法

 

①歯医者さんにメインテナンスに通う

 

歯周病菌の住処であるバイオフィルムを、お掃除してもらう

 

→メインテナンスに何ヵ月ごとに通うかは、その人の「歯周病の

  なりやすさ=リスク」に応じて決まる

 

②おうちでもしっかりケアする

 

→お口をお掃除する道具は、普通の歯ブラシの他にワンタフトブラシ

  やデンタルフロスなどがある。

 

 

 

おまけ 「だから、歯って大事なんです!」

 

Ⅰ、歯があるから美しい

       私たちの歯は、歯槽骨に支えられていて、その歯と歯槽骨は歯根膜と 

       いう細かくて弾力のある繊維でつながっている。これは、物を噛んだ

       刺激を脳に伝えたり、噛んだときの衝撃が頭や顎に行かない仕組みに

       なっている。

       歯がグラグラになって抜けてしまうのは、歯そのものが弱くなるから

       ではなく、歯の周りの組織がダメージを受けて形が変わる為→

       よって、歯が無くなると顎が細長くなり、顔つきも変わってしまい、

       いわゆる老人性顔貌になる。

 

 

 

Ⅱ、歯があるから仕事に集中できる

       歯根膜は三叉神経という脳の一番太い神経につながっていて、脳の

       様々な部位を活性化する。

 

・運動をコントロールする運動野

 

・思考やコミュニケーションを取るときに働く前頭前野

 

・感覚を司る感覚野

 

・記憶の中枢である海馬

 

・意欲と深く関係する線条体

 

 

 

Ⅲ、歯があるから笑顔になれる

      「表情筋」…物を食べるときにも使われており、知らないうちに鍛えら

       れている。

       歯が無くなれば当然運動が減るため、様々な表情をつくる筋肉は

       衰えてしまうことになる。

 

 

 

Ⅳ、歯があるからおいしくご飯が食べられる

       噛み切ったり、噛みしめたりすることで、しっかりと味わうことが

       できる。

 

 

 

 

 

【感想・考察】

  今回この本を読んでみて感じたのは、全体を通して分かりやすく書かれて

  おり、患者さんへのTBIの参考になると思いました。

   歯周病が段々と認知され始めてはいるものの、歯周病がどんな人にリスク

   があるのか、また何故歯周病になると良くないのかといった情報はあまり

   知られていないように感じます。

   この本を参考に、患者さんへより分かりやすく説明・指導をし、私たちと

   患者さんとが協力し合ってお口の健康を守れるよう努めていけたらいいな

   と思いました。

                                                  衛生士 河本

 

  2013/07/07   ふくだ歯科

「あの人のお口がにおったんはナゼ?」を読んで(1)

第1章 どうしてお口がくさくなるの

 

◆口がくさくなる原因

 

1)生理的口臭…朝起きたときや体が疲れているとき、ツバが少なく

 

        なって口の中に細菌が増える

 

2)外的口臭…ニンニクやネギ、お酒やたばこ

 

3)病的口臭歯周病などの、口の中の病気

 

→重症になればなるほどにおいは強くなる

 

 

うがいや歯磨きをしただけではなくならない。自然と消えることもない。

 

→きちんと病気を治療することが大切!!

 

 

 

第2章 歯周病はどんな病気

 

◆歯周病はお年寄りの病気??

 

20代で70%位、30代では80%位の人が歯周病!!

 

☆歯周病は、お年寄りだけでなく、若い人もなる病気!!

 

→“どんなに若くても歯周病になる” …子どもも歯周病になる

 

 

 

第3章 どうして歯周病になるの?

 

◆歯周病はうつる病気!?

 

歯周病は感染症…

 

→原因になる菌が、唾液を通じて外から口の中に入ってくる

 

ex.) 歯周病の人と同じスプーンを繰り返し使う etc.

 

歯周病菌は、空気のないところが好き

 

→歯と歯ぐきの間に「バイオフィルム」というマンションを

 

 つくってみんなで住む

 

空気がない歯肉溝にバイオフィルムマンションをつくる!!

 

→キッチンの三角コーナーや排水溝と同じようなもの。

 

ヌルヌルしていて歯周病菌にとってとても居心地がいい

 

バイオフィルムをそのままにしておくと歯周病になる

 

→集まった菌と、菌の出すゴミ(外毒素)、

 

 菌の死がいから出る毒(内毒素)が歯ぐきを刺激する

 

 

 ※さらに!! …バイオフィルムは時間がたつと、唾液の成分と混ざって

      石のようにかたくなる(歯石)。これが歯肉溝の中にできると、

      表面がでこぼこしているため、新しくお口の中に入ってきた菌は

      しがみつきやすくなってしまう。

 

 

 

【感想】

 「小学5年生のサキちゃん」を通して歯周病についてわかりやすく書かれて

 いました。電車の中、きれいなお姉さんの口から生ゴミの腐ったような下水

 のようなにおいが!!…というプロローグからはじまり、においの原因を

 探って“歯周病”に行きつきます。

 小学生の女の子目線で書かれているので、とてもわかりやすく、普段の診療

 の際にもこの説明が使えそうだなという内容が多くありました。

 “口臭”と一言でいってもそれには様々な原因があり、それぞれに合った

 対処が求められます。その中でも「病的口臭」は、私たち衛生士が治療・

 予防を行っていかなければなりません。この本の内容や表現を参考に、

 正しい知識を広く伝えていけるように心がけていきたいと思います。

                           歯科衛生士 西内

 

  2013/06/30   ふくだ歯科
タグ:歯周病

「審美的主訴に対し治療を行った患者さんへのメインテナンス」について、勉強会で発表して

☆メインテナンスにあたり、歯科衛生士があらかじめ知っておくべきこと

◇補綴物・修復物が入ることになった原因

◇補綴物・修復物が入っているのは生活歯か失活歯か

◇単冠か連冠か

◇補綴物のマージンがどの位置に設定されているか

 

☆補綴物装着後のメインテナンスで毎回チェックしたいポイント

◇プロービング値・出血の有無

◇軟組織の付着の状態(退縮の有無)

◇プラークの付着状況

◇咬合の強さ…補綴物装着後にナイトガードを使用している患者さんに対しては、継続して使用されているか、

           歯の動揺や補綴物に亀裂や破損がないかなどチェック。失活歯で限局したポケットの深さが

           急に大きく増大した時は、歯根破折等が起こった可能性有り。

◇補綴物表面(特にポーセレン)の状態

◇レジン修復物・補綴物マージン付近の着色の有無

◇二次う蝕ができていないか

◇前回のメインテナンスとの変化はないか

◇全身疾患と生活環境の変化について

◇歯の動揺やフレミタス

◇唾液量の変化

◇ホームケア用品やブラッシング技術

 

(症例)右上1・左上1ラミネートベニアを装着された48歳女性

・強いブラッシング圧により左上1の歯肉に深いブラシ傷が認められた。

・ソフトブラシの勧め

・外科処置

・プロフェッショナルケアでは、ラミネートベニアに超音波スケーラーのプラスチックチップを、天然歯部分

にメタルソフトチップを使用。まれにレジンの境界部分にステインがつき、患者さんが除去を希望された

場合は、充填物に触れないよう細心の注意を払いながら超音波スケーラーで除去。

除去しきれない場合は、歯科医師による適切な研磨。

      

3ヵ月後。歯肉の状態は良好だが、ブラッシングには不安が残るので、メインテナンスで引き続きケア

していく。

 

【感想】

 審美的な治療を希望される患者さんは、治療に協力的でモチベーションが高い方が多いように思います。

その高いモチベーションを維持して頂けるようにメインテナンスの大切さをお伝えできたらいいなと思います。

                                                           衛生士 千田 

 

  2013/06/23   ふくだ歯科

「頑張っている歯科衛生士への応援メッセージ」講演会に参加して

石原美樹先生基調講演

「私が歩んだ道・これから私が歩みたい道~歯科衛生士として…人として…」

 

<石原美樹先生プロフィール>

1989年 愛知学院歯科衛生士専門学校卒業

    愛知県刈谷市二村医院勤務

1991年 愛知県海辺郡月星クリニック勤務

1997年 月星歯科クリニック退社、フリーランスとなる

2006年 歯周病学会認定歯科衛生士取得

2008年 スタディーグループKOKO設立

2010年 日本口腔インプラント学会認定歯科衛生士取得

2011年 日本臨床歯周病学会忍性歯科衛生士取得

 

今年でフリーランス16年目を迎える

13歯科医院と契約し、スタッフ教育とシステム構築を行う

 

☆20代

二村歯科医院

歯科衛生士の仕事を知らないまま、歯科衛生士になった

→理想と現実に流される毎日

「私はSRPマシーン?TBIマシーン?」

月星歯科クリニック

院長・月星光博先生との出会い

→歯周治療に目覚め、学ぶ楽しさを知る

主任としての責任に悩む日々

フリーランス

結婚・出産

 

☆30代

「症例は本ではなく、臨床の中で起こっている」

    ↓

臨床に真摯に向き合う

    ↓

自分の知識と経験が臨床でリンクし始める

 

☆40代

自分の信念を確立し、幅を広げながらぶれない臨床を目指す

 

<後輩に伝えたいこと>

  • 病気を治し、さらに定着させる

病気を見る・患者さんを見る・自分を見る

  • 患者さんの健康観を育てる
  • 個々に応じたサポートでQOLの維持

 

「誰の傘をさすかが大事である」   月星光博先生

→歯科衛生士としてどうやって基礎を学ぶか、誰の影響を受けるかはとても重要

 

<感想>

今回は石原美樹先生の他に、岡山県内の歯科医院に勤務する同世代の歯科衛生士の方の講演も聞かせて

いただきました。私と同じ悩みを抱えながらも、技術・知識の習得、人間性の向上に頑張っておられる姿に

刺激を受け、励まされました。講演の最後に石原美樹先生がおっしゃった「歯科衛生士としてのやりがいは

たくさんある。後は自分次第。」を胸に、今後も向上心を持って仕事に取り組みたいです。

                                                         歯科衛生士 関口 

 

  2013/06/09   ふくだ歯科

「歯科金属アレルギー治療における歯科衛生士の役割」について、勉強会で発表して

「歯科金属アレルギーを治療しよう」

 

歯科金属アレルギーとは?

金属アレルギー

皮膚に直接接触している金属が汗などに溶け、皮膚を通して吸収される。吸収した金属に対してアレルギー

がある場合、金属に接触している部位に皮膚炎をおこす。このような接触皮膚炎を「金属アレルギー」という。

 

歯科金属アレルギー

症状は金属が直接接触している口腔内にはほとんど現れず、多くの場合遠隔の皮膚に発症する。

これは、口腔内金属が口腔粘膜や消化管から吸収され、血行性に全身に運ばれた部位で接触皮膚炎を

起こすためと考えられている。

これを「全身性接触皮膚炎」と呼ぶ。

 

歯科金属アレルギー治療の流れ

 専門医での治療を受ける

    ↓

 治療において難治性の場合、原因・悪化因子として歯科金属アレルギーを疑う

    ↓                       

 アレルギー検査を行う(一般的にはパッチテストやリンパ球幼若化試験など)

    ↓

 陽性の場合には原因と疑われる金属を除去する

    ↓

 症状が改善すれば、歯科金属アレルギーが確定

 

   *金属除去時、切削された金属粉を患者さんが吸引することにより、

     その約1週間後に症状が一時的に悪化することがある

 

    アレルギー検査に関係する代表的な金属

      Hg  水銀      Ni  ニッケル

      Pd  パラジウム  Co  コバルト

      Ag  銀       Sn  スズ

      Au  金       In  インジウム

使用歯科材料の検討

 すべての歯科材料がアレルギーを起こす可能性がある。安全な歯科材料の検討は、症状が改善した後に

 口腔内へ使用予定の材料を一定期間仮着または充填し、症状の悪化がないことを確認しながら行う。

 

歯科金属アレルギー治療時の留意点

 歯科金属アレルギー治療は、症状の改善までテンポラリークラウン(TEK) の状態で長期間過ごすことが

 必要になり、噛みにくい・使いづらくなる・口腔内の健康が保てないなどの状況が想定される。

 このような場合、患者さんと相談のうえ、TEKの状態で経過観察を継続するか、症状の改善を待たずに

 (安全な歯科材料検索が不十分な状態で)修復処置を進めるか決めなければならない。

 

 コンプライアンス

  患者さんが医師や薬剤師などから指示された治療法を、指示通りきちんと守る。

 アドヒアランス

  患者さんが積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けようという考え方。

  この考え方は主流となっている。

 

  TEKのままで経過観察を継続するか、修復処置へと進むかは、その症状の改善具合、TEKの不便さ、歯周病

  やう蝕の程度などを考慮して、患者さんが積極的にその治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を

  うける。

  歯科金属アレルギー治療において、その成功の鍵は患者さんと歯科医療 者の相互関係・信頼関係の構築

  を背景として、症状が改善するまでいかにして長期間TEKの状態で口腔内の健康状態を保ち、また患者さん

  が我慢できるかにかかっている。成功の鍵は、歯科衛生士が握ることになる。

 

【感想】

 全身性接触皮膚炎の他にも、口の中の金属は帯電しやすく、ガルバニ電流と呼ばれる微弱電流を生じて、

 脳活動を混乱させたり、頭痛や関節痛を憎悪させたりすることもあるそうです。

 口腔内の健康は全身の健康につながるのでDHの役割は大変重いと感じました。

                                                      衛生士 赤木

 

  2013/05/30   ふくだ歯科
タグ:

「象牙質知覚過敏症」について、勉強会で発表して

「80%の人は一生のうちにHysを経験する」―Hotz氏

 

・「冷たいものや風で一瞬しみるが我慢できる」

・「繊維質のものを奥で噛むとピリッとくるから鬱陶しい」(高齢者における咬合面のHys)

・ハブラシでピリッとくるからハミガキ怖い」(くさび状)

・一度しみたら治まるまで5分かひどくて20分かかって食事が出来ない」(酸蝕症)

・ホワイトニング後

・生活歯の支台歯、セラミックインレー形成後

 

【診断】

    原因→動水力学説…象牙細管開口により、歯髄と外界が交差してしみる

                       →細管内組織液を介して伝達される

   知覚過敏は一過性、余韻はない…10~30秒

   …30秒以上でも痛みが治まらない→歯髄の病変(歯髄充血・一部性漿液性歯髄炎)

 

【治療戦略】

  ① 蓋  象牙細管口の封鎖→レジン・グラスアイオノマー

  ② 凝固 タンパク質を凝固させ、細管内組織液が動かないようにする

             →グルタールアルデヒド・ハイドロキシエチルメルタクリレート(HEMA)

  ③ 鈍麻  閾値を上げる(感覚を鈍麻する)→パラホルムアルデヒド

 

 ★Hysの原因除去(不正咬合・酸性飲料・ホワイトニング)→鈍麻→凝固→蓋(結晶)→蓋(レジン)

    

【具体例】

◇咬み合わせがしみる=Tooth wear(ブラキシズム)

  →ブラッシング指導…フッ素歯磨剤

            再石灰化促進するCPP-ACPペースト(MIペースト)

 

◇削ってからしみるようになった→象牙細管レベルの露髄を減らす

  何故しみるか?=象牙質とレジンのギャップにより、歯髄刺激が発生しやすくなる

       …象牙質削除→細管レベルの露髄→組織液滲出→接着阻害→ギャップ→しみる

  対策は?=浸潤麻酔下でレジンコーティング(裏装)→imp.

       …歯髄内圧がかかっていない=組織液の滲出が麻酔によってブロックされる

◇最終修復処置後、しみる

  対策は?=咬合調整→窩洞、マージン部にHys処→経過観察→ダメなら再修復→それでもダメなら抜髄

            再修復の場合…・裏装は不要

                   ・ボンドに対する光照射を十分にする

                   ・レジンを積層充填

◇ホワイトニング後、しみる

  対策は?=ホワイトニングを中止し、Hys処

◇抜髄したいぐらい悩ましく痛い

  対策は?=合わせ技「知覚鈍麻+封鎖+フッ化物による再石灰化」

                                                 ビトレマー充填用…これが一番綺麗に仕上がる

       ペリオドン(パラホルムアルデヒド)+フジⅡLC         

                      クリンプロXTバーニッシュ

             =混ぜて塗布して光照射(長めに)

   患者さんには、そこもよく磨くよう指導する→治まったら除去する

◇レーザー

  ①歯髄鎮静

  ②象牙細管の封鎖

  ③象牙細管内のタンパク質の変性、凝固

 

 

【感想・考察】

知覚過敏は、テレビのCMなどでもよく聞くために広く認知されているとは思っていましたが、「80%の人がその

症状を経験する」ということは、考えている以上にその悩みを抱えている方は多くいらっしゃるのではないかなと

思いました。それで、もしかしたら患者さんの中には、その症状があってもかなりひどくなってからようやく主訴と

して挙げられる方もいらっしゃるのかも知れません。だから、患者さんとの会話や口腔内の状態をよく観察し、

私達の側からリスクとして気付いていく事が大切なのだと思います。

当医院では、MSコートやサホライド、ボンディング法、フッ素の応用などを用いていますが、方法だけでなく、

材料なども様々あり、患者さんの主訴や状態によって選択していく必要があることを改めて感じさせられました。

また、「どの状態でこの治療だ」とか、「この段階で最後の手段である抜髄だ」ということは、私達には判断する

ことは難しく、決定する上で、先生への報告や相談などを密に行っていく事も必要だと思いました。

                                                           衛生士 河本 

 

  2013/04/23   ふくだ歯科
タグ:知覚過敏

「ブラキシズム患者さんに歯科衛生士ができること」について、勉強会で発表して

                                                                             1)患者さんの徴候に気付こう

 歯を失う原因の多くは、う蝕や歯周病の進行

 →歯を失った結果、咀嚼能力が減少し、咬合のバランスが崩れ欠損が拡大!!

  しかし…

  最近では、そのような患者さんの中に過剰な力が原因で歯を失っている場合があることがわかってきている。

  過剰な力…夜間のブラキシズム、日中のくいしばり、咀嚼時の過剰な咬合力や偏咀嚼etc.

  過剰な力にもかかわらず、患者さんは普通に生活していることが多く、歯科医療者でさえも認識できないこと

  もある。本人にとって日常の習癖になっていれば、なおさら自覚はないもの

   ⇒歯科衛生士が問題意識をもって口腔内を診ることで、その徴候に気付き、適切な対応へと早期に

     つなげることができる。

 

ブラキシズム患者さんに歯科衛生士ができること

◆意識して口腔内を診たり患者さんとの会話から、その徴候に気付く

◆習癖に対する指導

 

 

2)ブラキシズムとは?

①ブラキシズムは異常機能運動

  →アメリカ口腔顔面痛学会のガイドラインでは、昼間または睡眠時の咬みしめ、緊張、歯ぎしり、臼磨運動を

    伴う異常機能運動としている。

    ※特に夜間ブラキシズムは、昼間より意識レベルが低いことから、過大な筋運動が発揮されることに

      よって、顎口腔系にさまざまな障害を及ぼす可能性が指摘されている。

 

②原因はさまざまで、因子が複雑に関連しあって発現する

◆心理社会的因子→ストレスや性格、気質

(ストレス性のライフイベントなどがブラキシズムレベルを上昇させる)

◆身体的因子→身体の疲労や口腔内の咬合異常

(ただし、咬合異常がある人に特徴的にブラキシズムが出現するわけではない)

        ※ストレスや咬合異常がない場合においても、習癖として中枢神経系に記憶されてブラキシズムが

          発現していることもある。

 

③必ずしも異常機能運動ではないとする説もある

 ブラキシズムはすべての人間が行っている可能性があり、ブラキシズムの力が小さく頻度が少ない場合には、

 影響を及ぼさないことが大半。

 →ブラキシズムが過剰力である場合や、ストレスやライフイベントなどが原因でブラキシズムが増強した場合に

   障害が発現すると考えられる。

 

 

3)どの場面でどんな徴候に気付くべき?

①初診時の問診や診査時からわかる徴候

問診

■今までに他人から歯ぎしりの指摘を受け、自分でも自覚している

■歯磨きはしっかりやっているが、いつも歯科医院に通っている

■顎がすぐに疲れてしまい、だるくなる。

■朝起きたとき疲れがとれていない

■口が開きづらいときがある(特に起床時)

■疲れてくると頭痛が度々ある

■修復物など詰めものがよくとれる

■以前に歯が割れたことがあったり、自然に歯が抜けたことがある

■歯がよくしみる

 

 

口腔内診査

■口唇の力が強い

■口が開きづらい

■咬筋が発達して、エラが張っている顔貌

■舌や頬粘膜に歯の圧痕がある

■エナメル質表面の亀裂、欠損、着色がある

■切縁や咬合面の磨耗、ディンプルがある

■修復物の脱離や二次う蝕が多い

■知覚過敏の歯が多い

■下顎隆起など骨隆起が多発

 

 

②治療時にわかる徴候(※中等度以上のブラキシズムを疑ってよい徴候)

■歯肉の炎症の治癒に時間がかかる

■歯周ポケットの再付着が遅い

■根分岐部病変が上下顎左右側に存在する

■隣接面の歯周ポケットより頬舌的な歯周ポケットが深い

■SRP後に知覚過敏がでやすい

■固定がとれやすい

■暫間修復物(レジンテンポラリーレストレーション)の磨耗がひどい、

暫間修復物の脱離、破損が頻繁に起きる

■補綴物仮着中のセメント溶解がすぐに起きる

■歯の動揺が止まりづらい

■特徴的な歯根膜の拡大がみられる

 

 

③メインテナインス時にわかる徴候

■多数歯の知覚過敏や、場所が特定できない歯の痛みを訴える

■特定部位に歯肉の炎症や歯周ポケットが形成されている

■フレミタスや歯の動揺がみられる

■咬耗、磨耗などが顕著になってきている

■顎の疲れや口の開きづらさが出現する

■起床時の顎のこわばりや頭痛、肩首の疲労感を訴える

■ストレスの大きいライフイベントが起きた

 

 

【感想】

咬合性外傷の症状を有する患者さんは、本当にたくさんいらっしゃいます。

私自身もブラキシズムによる咬耗があり、咬合痛や知覚過敏の症状がでることもあります。

様々な障害を及ぼす可能性があるブラキシズムですが、本人に自覚症状のないままに進行していく危険性も

あるため、私たち歯科医療者が十分に口腔内を観察し早期に気付くことで、大きな障害に拡大する前に防御して

いけたらと思いました。

                                                           衛生士 西内 

 

  2013/04/07   ふくだ歯科
タグ:歯ぎしり