よくかみ歯並びきれいに
讀賣新聞2011.7.8(金) 参照
子供の歯並びを心配する親は多い。
歯並びが悪いと…食べ物がうまく噛めない・虫歯や歯周病になりやすい。
=乳歯のうちからよくかむ習慣を付けることなどで、歯並びをきれいに出来る。
歯並びを良くする生活のポイント
◆食事は3食しっかり噛んで食べる → 一口に付き30回噛むのが理想
顎が育ちデコボコに生えていた歯(叢生)がきれいに並んだ例もある。
◆食事は体に合ったイスなど、足下が安定する姿勢で
→ 足がブラブラした不安定な姿勢だと噛む力や回数が減ってしまう。
…体に合ったイスを用意したり、踏み台を置いたりして足下が安定すればしっかり噛めて、顎の骨も発達
しやすい。
◆食欲がわくよう、体を動かして遊ぶ
◆4歳を過ぎての指しゃぶりの癖や口呼吸などを改善
→ 上下の前歯が閉じない不正咬合(開咬)になることもあり、注意が必要。
◆定期検診を受け、虫歯を作らない
→ 歯並びやかみ合わせによっては、早期に受診した方が良い場合もある。…定期的に歯科検診を受け、
虫歯予防に加え、歯並びについても相談しておくと良い。
その他に…
◇良い姿勢を保つことが重要
→ 何故か? …食事の際、いつも横にあるTVを見ていて、奥歯のかみ合わせがずれた例もある。
◇食材も調理方法の工夫が大切
→ 噛む力が十分でない幼児に硬いものや繊維の強い食事を無理に与えても、丸飲みしてしまい、顎や歯は
育たない。また、奥歯が生えそろわない内に繊維が強い肉の塊や生野菜は食べにくい。
その為…生野菜はポテトサラダに混ぜたり、肉は挽き肉を使うなど調理方法を工夫できる。
歯並びは遺伝と考える親は多いが、食事や生活習慣、癖による影響が大きい。子供のうちは、きれいな歯並び
の土台となる顎の骨が育ちやすいので、良い歯を育てる食生活が重要である。
【感想・考察】
以前に噛む事の利点について調べた時に…
1.味と目からの食べる楽しみがある
2.満足感が得られる
3.お口の働きを良くする
4.唾液の量が増え、ガン予防や、お口の中の状態を守ったり、キレイにしたりする
5.顎の発達を助ける
6.記憶力の向上
と、様々な利点があることに感心したものですが、顎の発達の中の歯並びという分野においてさらに一歩踏み込んで知ることができて、良かったと感じています。また、TBIでついつい専門用語で話している自分に気付いて言い換えたりすることはありますが、この内容は新聞記事の為、一般的に受け入れられるような仕方で分かりやすく説明されていて、参考になりました。内容も頭に入れて、より正しく安心して頂けるような仕方で、情報としてお伝えしたり、育児をされておられるお母様の方々に寄り添っていけたらと思いました。 衛生士 河本