スタッフレポート

歯の着色について勉強会で発表して

以前から歯の着色を気にされている方はいらっしゃったと思いますが、最近ではコマーシャルでもステイン(着色)という言葉がよく聞かれるようになりました。そこで着色についての疑問、今わかっていること、いないことを調べてみました。

着色の原因は・・・・・

  • 着色物のつきやすい歯の表面構造
  • 着色しやすい飲食物・医薬品
  • 着色物のつきやすい口腔環境
  • 歯を治療するための歯科材料などが考えられます。

着色の疑問Q&A

Q.子供の歯が着色するのですが、何かついているのですか?
A.主に食べ物や飲み物の色素です。
Q.毎日磨いているのになぜ着色するのですか?
A.色素は少しずつ、何層にも重なってきます。歯みがき粉を使うとよいでしょう。
Q.クロルヘキシジンで歯を洗口すると歯が汚くなるのですが?
A.クロルヘキシジン自体は無色透明ですが、口の中のイオウ成分と反応して茶褐色に変化します。長期的な使用の副作用でなるといわれています。
Q.自費で入れた歯なのに着色するのですが?
A.ポーセレン(セラミック)のみでつくられている歯であればほとんど 着色しませんが、レジンという材料も混合されているハイブリッドセラミックスという歯になると長年の使用により表面の粗さがめだってくるため、着色しやすくなりますし、レジン自体も時間とともに変色してきます。

着色は「身体に害のないもの」ですから、悪い影響のないものを除去する ために、歯や歯周組織に必要以上の悪影響を与えることは避けたいものです。今のところ安全かつ着色部分のみに作用する薬は開発されていません。
もし、着色があって気になるようでしたら、ご相談ください。

  • 何が原因でその色がついているのか
  • 除去したほうがいいのか、しないほうがいいのか
  • 毎回研磨剤入りのペーストを使用するのか
  • またホワイトニングの効果の有無

など細かく検討しながら対処していきたいと思います。

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  2011/07/04   ふくだ歯科
タグ:歯の着色