虫歯菌は歯の表面に付着したプラークの中に含まれる糖をエサにして酸をつくり、歯を溶か(脱灰)していきますが、プラークを取り除くと唾液の中のカルシウムイオンとリン酸イオンが歯を修復(再石灰化)してくれます。
 この脱灰と再石灰化の均衡が保たれていると虫歯になりませんが、脱灰の時間が長くなると再石灰化しきれずに虫歯になってしまいますので、食後はできるだけ早期にプラークを取り除きましょう!
では、どうしてフッ素で虫歯を予防できるかというと、
- フッ素が歯の表面に取り込まれることで歯質が丈夫になり
、酸に溶けにくい強い歯がつくられていきます。特に生
えたばかりの歯はたくさんのフッ素を取り込みやすい性質があ
りますので効果的です。
- フッ素は唾液中に含まれるカルシウムイオンなどと一緒に
酸に攻撃された歯の表面にくっつき再石灰化を助けて溶けかけ
た部分を元に戻そうとする働きがあります。
- 虫歯の原因菌は糖を取り込み分解してエネルギー、酸を作
ります。フッ素はこの分解する酵素の働きを阻害する性質を有
しているので、菌の活動は弱まり、お口の中で酸がつくられな
くなります。
しかし、フッ素も濃度・使用方法によっては効果があまりな
い場合、毒性作用を示す場合がありますので、できれば歯科医
に相談の上使用してください。
たとえば当医院では、2〜3ヶ月に一度濃度9000ppm.のフッ素含有液をクリーニング後塗布し30分うがいをさけていただく(フッ素の作用時間確保の為)、毎日濃度950ppm.のフッ素含有歯磨剤を使用し軽く洗口後30分飲食をさけていただく(フッ素がある程度口腔内に残り、作用する時間を確保する為)ことをおすすめしています。
なぜなら濃度950ppm.のフッ素含有歯磨剤では濃度9000ppm.のフッ素含有液ほど
@の効果が期待できない為です。参考にし
てみてください。 |