各々の著者が日々試行錯誤しながら「モチベーション」の精度を高めるための努力が読み取れました。
また冒頭では、DHのありかたを問う章もあり、DHが担っている役割は口腔内はもちろんですが、患者さんがより健やかに過ごしていただくために、人間同士 の関わりが重要視され生活習慣などを把握し、多面的に関わっていくことが大切であることが再認識できました。
本書の中のコラムで「患者さんの気持ちがつかめないと悩んでいるあなたに」の中で”人が人を理解することはかなりむずかしいと思う。私は理解していると 思っていることが、ずいぶんな思い上がりである。理解できないとわかっていても、理解しようと努力する姿勢が尊いのである。自分は相手をわかりあえないも のだと認識し、だからこそ相手のことを少しでも知りたい、わかちあいたいと願う。”という一節がありました。
人を理解する事は容易ではありませんが、その人の心に沿えるように努力していきたいと思っています。
衛生士 赤木