スタッフレポート

更年期障害の患者さん。何をみてどう対応?について勉強会で発表して

更年期の症状により一般の歯科治療に問題や影響を及ぼすことは少ないと思われますが、更年期の女性は高血圧症や動脈硬化・虚血性心疾患やうつ病などの合併症に罹患している場合が多いことをつねに念頭において処置に臨みたいと思います。
また、女性ホルモン減少は骨密度の低下を引き起こし、顎骨にも影響を与えるそうですので、歯周病の活動性が高まり、歯の早期喪失や歯槽骨の吸収につながることが示唆されています。そのため長期にわたる計画的な歯周治療が必要となる患者さんも少なくありません。
個々の患者さんに合わせた対応を心掛け、安心して治療に通って頂ける環境作りに励みたいと思います。

  2011/07/05   ふくだ歯科