マイチャレンジ~「できた」が見つかる職場~ 健康プロモーター・看護師 中島千尋
入職のきっかけ
前職は病棟看護師→適応障害で辞めてしまう
それでも「医療系で働きたい」
…きっかけは幼少時の眼科通院時、出会った看護師さん
→「私も誰かの為に働きたい」という思い
健康プロモーターとは
・健康の大切さ、歯を虫歯や歯周病から守ることの大切さを患者様に伝えて欲しい
業務 ・診療補助
・初診カウンセリング、TC(トリートメントコーディネーター)
患者様それぞれの個別の悩み
↓
聴くことにより、治療を受けられる手助けをする
↓
患者様の健康をサポートできる
TC(トリートメントコーディネーター)とは
・ドクターと患者様の間に立ち、双方にとって満足のいく治療を進める為の 調整役を行う者
TCで学んだこと
50代男性患者様を担当
→返事は「はい」のみで反応が鈍く、聞いているのかな?と思っていた
「歯を抜きたくないですか?」をお尋ねした時に、
「歯医者は嫌い。怖くて本当は来たくない」と本心を多く 語って下さった
→反応が薄いのではなく、緊張されていたんだと分かった
『相手の〈私〉の立場に立つ』
→表情・声など非言語的なコミュニケーションがとれる=安心感に繋がる
患者様が私にどうして欲しいのか、寄り添うことが大事
患者様との絆づくりをしていく
…そうしていくなら何かのきっかけで話し始める人もいる
→表情を観察し、見逃さないこと
『安心感を与える医療者になりたい』…患者様と医療者の架け橋になりたい
輝く歯科衛生士―笑顔あふれる歯科医院をめざして― チーフ歯科衛生士 野村渚
就職理由
・長年働く歯科衛生士がいること
・スタッフの数が多いこと
就職すると…
・学校で習った以上に覚えることが多くて、戸惑う
・スタッフの顔と名前を一致させるのに苦労する
・新人の壁…予防業務→歯科衛生士としての業務が出来ないという悩み
教えてくれた先輩の期待に応えたい
少しずつ出来るようになる→楽しくなる→担当の患者様が出来る →やりがいが生まれる
仕事に慣れた頃…注意を受ける
「我が儘なところを直しなさい」「態度を改めなさい」→適当な自分を見直す
2年目…先輩になる→教えることの難しさを知った
後輩からの質問に答えられないことがあった
…理解度が低いと人に教えられない
5年目…チーフになる→指導してくれていたあの頃の先輩と同じ年になった
もっと成長していかなければならないと感じている
これからの自分
自分の先輩像に近付けるようになること
後輩にも、あの時の自分と同じように思ってもらえるように 『自分が輝く人』になる
頑張れる要素
常に前を歩き続けている先輩からの刺激がある…輝いている憧れの存在
理想の自分…全てを楽しめる人、仕事もプライベートも充実している人になる
『目標に向かい頑張る人』でありたい
ヨリタ歯科流 スーパードクターへの道 歯科医師 森山善行
人に優しい働きやすい環境とは
人が働く理由をいくつか挙げていくと…
・人間関係が良い ・成長をサポートしてくれる ・お給料が良い ・残業が少ない など
そのなかでヨリタ歯科が際立っているのは…
・成長をサポート
◆勉強会参加費の補助
◆ルーペ購入費の補助
◆ヨリタ歯科クリニック研修プログラム
・人間関係が良い
院内活動の充実…球技大会、花見、研修旅行
OUR CREDO(アワクレド)…医院全体の信条 →皆で読むことで一体感
スーパードクターになる為のヨリタ歯科流10のルール
①診療の流れについて…患者様の斜め前に座り、マスク・グローブを外す等
②身だしなみに気を付ける…清潔に
③言葉遣いは丁寧に…患者様へ『お声がけ』
スタッフメンバーへ『節度ある敬語』
④診療器具等の取り扱い…器具は丁寧に扱う
⑤気付いたことは率先して行う…自主的に行動、判断する
⑥カルテ入力…診療の合間、時間を有効活用する
⑦患者様の立場に立った行動
…確認の電話、自分の家に招き入れるように、少しでも快適であるように
⑧見学者への対応…先頭で挨拶、スマイルアンドコミュニケーション
⑨患者様が私達に期待するもの
…「本当の理由」「大きな期待」「圧倒するおもてなし」を
⑩尊敬されるドクターを目指して…人間性を尊敬されるドクターに
「○○先生以外で」から「絶対○○先生で」にしていく
まとめ
人に優しい環境なくしてスーパードクターは育たない
『人間的成長なくして技術的成長はない』
【感想・考察】
今回の講演会では、先生を含めスタッフの方全員が、笑顔で楽しそうに講演される姿が大変印象的
でした。私達が医療者として患者さんに接する時の態度、スタッフ間の会話や指示する時の態度、
またその時の雰囲気や様子は、一番身近にいる患者さんが敏感に感じ取り、観察しているものだと
思います。講演の内容からも、常日頃からその点を意識し、スタッフ同士で感謝を述べあうことや
密接なコミュニケーションを取ることなどを実践していることに感銘を受けました。
衛生士 河本