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誤嚥性肺炎について

最近ニュースで「誤嚥性肺炎」という言葉を聞いたことはありませんか?これからの高齢化社会において命に

関わることも多い病気ですので、気を付けて頂けたらと思います。

病気や加齢などにより飲み込む機能や咳をする力が弱くなると、口腔内の細菌等が誤って気管に入りやすく

なります。その時にからだの抵抗力が落ちていると、発症してしまうのが誤嚥性肺炎です。その原因として

多いのは、睡眠中等知らない間に細菌が気管に入ることで引き起こされる不顕性誤嚥です。特に睡眠中に

口腔内で細菌が増殖していると危険です。

誤嚥性肺炎では、悪臭を放つ膿性の痰が出てくることが多く、一般的な細菌性肺炎にみられるような発熱

や咳はあまりともなわないことが多いです。他の症状としては、元気がない、食欲減退といった軽い症状

程度しか出てこないことがあり、肺炎と気付かないこともあります。

予防の2大ポイントは、「口腔の清掃」と「機能回復」です。つまり、歯磨きなどにより口の中を清潔にして

細菌を減らすこと、そして、食べたり飲み込んだりする摂食・嚥下機能を回復させることが大切です。

自分では大丈夫と思っていても、歯周病等の為、知らない間に口腔内で細菌が増殖しているかもしれません。

また、摂食・嚥下機能が知らない内に低下しているかも知れません。不安に思われる方、また身近に不安に

思われている方がいらっしゃれば、一度医療機関に相談されることをお勧めします。 

  2013/07/11   ふくだ歯科
タグ:肺炎